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「縁」の創造と行動を 第22回教団人セミナー

 新日本宗教団体連合会(新宗連、岡野聖法理事長)は8月31日、東京・代々木の新宗連会館で「第22回教団人セミナー」を開催した。
 岡野理事長のあいさつ、新井光興60周年特別委員会記念事業部会座長の趣旨説明の後、上田紀行東京工業大学リベラルアーツセンター教授が「無縁社会に『縁』を創り上げる宗教」をテーマに、講演を行った。
 上田氏は、現代社会では、信頼、安心、社会を支えるイメージが喪失していると述べ、自身のフィールドワークで得た知見などを交えながら、「癒される」ためには、きちんと「病気」になる必要があり、また「誰かが助けてくれるという」というイメージが必要であると指摘。「(日本では)『誰かが助けてくれる』というイメージが崩壊しており、これを再生しなければならない」と訴えた。
 新宗教についても言及し、自著『がんばれ仏教!』で著した「寺が死んでしまう」という危機感は、新宗教教団にとっても「近未来の問題」と指摘。新宗教教団が「イエの宗教」にならないように、また「縁」に気づくだけではなく、「縁」を創り上げる宗教となることへの期待を述べ、講演を締めくくった。
 続いて、二つのグループに分かれ、新宗連や教団の現状や行く末について、真剣な討議が行われた。この後、全体会を行い、各グループでの討議の様子が報告され、「新宗連そのものが『縁』を創る場となりうる」「教団が地域社会・一般の人々の上に成り立っていることを自覚し、相互の感謝の姿勢が重要」といった意見が発表された。

2012/9/25

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