宗教もしもし相談室
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Headline No.9 聖地の息吹を感じ、霊的感性を磨く

新日本宗教青年会連盟―第2回青少年育成セミナー

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 新日本宗教青年会連盟(新宗連青年会、田野伸二委員長)は11月2日午後2時から、青森県平内町の松緑神道大和山本部で「第2回青少年育成セミナー」を開催した。
 天峰閣に到着した新宗連青年会一行は、天峰閣の説明を受けた後、「天津祝詞」を奏上し、正式参拝。田野伸二委員長と田口英貴副委員長が玉串奉奠を行った。この後、神集閣会議室に移動し、鈴木武幸代表総務から、歓迎のあいさつを受けた。鈴木代表総務は、札幌農学校のクラーク博士の「少年よ、大志を抱け」を引用。「セミナーを通して、大きな志を持って、仲間を増やし、国づくりの礎となっていただきたい」と激励した。
 3日午前6時半から、天峰閣での朝拝に参加し、8時半から、神集閣でオリエンテーション。「立教95年祭」ビデオを視聴した後で、神集閣の緞帳を見学。場内が暗転し、九曜星をかたどった「教紋」が緞帳に映し出されると、参加者から歓声が上がった。
 この後、境内フィールドワークと水行体験の2組に分かれて研修。
 境内フィールドワーク組は、教祖天小屋、ご神木、石庭、神集城、教祖記念館などを見学した後、不動滝へ移動。一方、水行体験組は、不動滝まで徒歩移動し、水行のデモンストレーションと水行作法のレクチャーを受けた後、実際に水行を体験した。作法に則り、気合を入れ、田澤清四郎教祖の修行の追体験をしながら、滝に打たれつつ祈願した。
 水行を終え、境内案内組と合流し奥宮を参拝。続いて、光霊殿に移動し、参拝。各自振り返りを行った。

震災を信仰の心で乗り越えて 解脱会大槌支部長が語る

徳島県協議会 講演会

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 新宗連徳島県協議会(松村記代子議長)は10月27日午前10時から、徳島市内のホテルで講演会を開催。「震災を信仰の心で乗り越えて」をテーマに、岩手県大槌町在住で解脱会の山崎秀子大槌支部長が講演した。
 山崎氏は、東日本大震災で家をはじめ、何もかも津波で流され、失われたことを伝え、「私のような我がままな人間は、震災で辛い思いをしました」と述べながらも、「仮設住宅でいろいろなもめ事はありますが、『教え』のある人は喧嘩をしません」と、信仰の功徳を伝えた。
 また、「震災で帰らぬ人になった方もたくさんいます。難しい判断ですが、自分の命を守るのは自分自身です。自我の充実はいけません。自己中心的な人は幸せになれません」と訴え、東日本大震災の被災体験を信仰の力で乗り越えている現況を語った。

赤ちゃんに精神的栄養を与えることが大切 家族の絆見つめ直す

道央地区協議会 公開講座

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 新宗連道央地区協議会(青山博道議長)は10月18日午後2時から、北海道札幌市の立正佼成会札幌北教会で「平成25年 公開講座」を開催した。
 医療法人歓生会豊岡中央病院会長の田下昌明氏を講師に、「育もう、家族親子の絆」をテーマのもと、日常生活ではなかなか深く向き合えない家族の絆を見つめ直した。
 田下氏は、母子関係の成立過程を中心に子育てについて語り、赤ちゃんに精神的栄養を与えることの大切さを重点的に説明した。母乳で育て、抱っこをすることで、母と子の一体感が生まれると説いた。そして、母子の一体感を確立する7つの行動を説明した上で、「抱き癖をつければ、すべて解決(確立)する」と明快に語った。
 そして、この母子の一体感の中で、母親が赤ちゃんに語りかけることで、言語を覚え、母親が見えなくなった時に自分が泣いてから母親がどれくらいで戻ってくるかを学習することで時間感覚も身に付けると説明した。

心を清め歩もう おなみ会は教団の礎

会母誕生110年祭並びにおみな会結成60周年記念式典 修養団捧誠会

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 修養団捧誠会(出居徳久総裁)は11月3日午前11時から、東京・池袋の本部平和郷で「会母誕生110年祭並びにおみな会結成60周年記念式典」を挙行した。
 開式の後、出居徳久総裁が神前中央に進み、「いのりのことば」を奏上。「綱領並びに典範」などの奉読に続き、「会母賛歌」を合唱した。
 早山佐和子全国おみな会会長があいさつに立ち、教学研鑚と奉仕を中心とした同会の活動を紹介した後、「会母様に喜んでいただける報告ができることが何よりです」と、結成60周年の意義を述べた。
 木島一郎会長は、祝辞の中で「会母様は、よいと思われたらすぐに実行する方でありました」と生前の活躍を紹介した。
 出居総裁が登壇し、あいさつ。「おみな会は本会の礎です」と日頃の活動を讃えた後、日々の信仰精進の大切さを説き、「己の心を清め、悠久世界平和実現のために、万霊万物尊愛を心に歩んでいきましょう」と呼びかけた。


障がい者を受け入れる社会づくりが重要―第4回市民講座

 臓器移植法を問い直す市民ネットワークと脳死・臓器移植に反対する市民会議の共催により、10月27日午後1時半から東京・池袋の豊島区民センターで「第4回市民講座」が開催された。
 講演は、立命館大学生存学研究センター客員研究員の利光恵子氏と東京理科大学理工工学部講師の堀田義太郎氏が行った。
 利光氏は「出生前診断について考える―導入をめぐる争いの現代史から」と題して講演。出生前診断の方法や、それをめぐる論争史を詳細にわたって説明した。特に受精卵診断については、「厳格な枠組み」のもとに許されていたものが、近年では患者の自己決定権、幸福追求権によって正当化される「新たな枠組み」が現れてきていると指摘し、「生まれてくる子の『選別』が浸透するのではないか」と危惧を表した。また、出生前診断によって、障がいをもつ子を産まないのではなく、「障がいをもつ子を産み育てることを支援する医療・福祉教育などの社会の受け皿が必要」と指摘した。
 堀田氏は「生命を選別する思想―出生前診断と脳死・臓器移植の共通性について」と題し講演。倫理学的な立場から、人工妊娠中絶の是非を検討し、「妊婦の身体的負担」を理由とするのであれば、人口妊娠中絶は擁護できると示唆した。
 しかし、出生前診断によって発覚した障がいを理由に「産まない」という「選別」は「身体的負担」が理由とはなっていないと指摘。その上で、男女の産み分けを目的とした「選別」と障がいを理由とした「選別」とでは、後者の方が「能力に基づいて、ある人々を劣位化し、同等に尊重しない」という差別の構造をはらんでいるので、より問題があり、脳死臓器移植も同様の価値観に基づいていると述べた。

2013/11/7

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