宗教もしもし相談室
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Headline No.15 新年度事業計画など決定 信教委が論点を整理、報告

新宗連 理事会

14.02.17/理事会?/栗山.JPG
 新日本宗教団体連合会(新宗連、岡野聖法理事長)は2月17日午後1時から、東京・四谷の解脱会本部で第27期第6回理事会を開催、平成26年度事業計画、同予算などを決定した。この中では、平成26年度中に阪神・淡路大震災20年、新潟県中越地震10年となることから、東日本大震災犠牲者の追悼と併せ「新生復興祈念集会」を開催することを決定。また、改正国税通則法の施行(平成25年1月)以来、宗教法人法等を十分に理解せず、課税庁側の一方的法令解釈を押しつける税務調査に対応するため、「宗教法人法制と税制に関する検証委員会」を設置することとした。
 さらに、公益財団法人に移行し2年間の経験をもとに、今後、より円滑な法人運営を図るため、「定款」の一部変更を承認した。続いて「役員等候補選考委員会規程案」を審議し、原案通り承認した。
 報告事項の中で、信教の自由委員会から、安倍晋三首相による靖国神社参拝問題に対して、同委員会で取りまとめた「首相及び閣僚の靖国神社参拝問題―論点整理」が報告された。本山一博信教の自由委員会副委員長が、「新宗連は、靖国神社問題を信教の自由問題として捉え、解決の方途を考えるべき」と述べた後、「信教の自由の侵害は、宗教に対する為政者の価値判断から始まる」と指摘。首相による靖国神社参拝は、特定の宗教的価値観を行政府の長が持つ政治的な価値判断に結び付けるための「強力なメッセージ」となり、国民に対して発せられるとして、「首相の靖国神社参拝は、特に信教の自由の問題であり、それゆえに新宗連として反対すべきもの」と述べた。

定款の一部変更を承認

新宗連 評議員会

 新宗連は2月17日午後4時から、東京・四ツ谷の解脱会本部で第27期第4回評議員会を開催した。
 審議事項に移り、渡邊恭位理事(立正佼成会顧問)の退任に伴い、補欠理事に川端健之氏(立正佼成会理事長)を選任した。引き続き、岡野理事長が、評議員会に先立って開催した理事会で、審議、承認した、平成25年度補正予算案、平成26年度事業計画案、平成26年度予算案について提案し、原案通り承認した。また、同じく理事会で承認した定款の一部変更点についても承認した。
 第27期理事の任期満了に伴う、第28期理事の選任方法を確認した後、理事会で決定した「役員等選考委員会規定」に基づき、現職の評議員から、5人の選考委員に選出した。

『運営の手引き』活用方法を確認

新宗連 全国総支部会議

 新宗連は2月18日午後1時半から、東京・代々木の新宗連会館で第27期第6回全国総支部会議を開催した。
 前日に開催した理事会・評議員会の内容を報告し、新宗連の平成26年度事業方針、事業計画のほか、信教の自由委員会、新宗連青年会などの各種活動予定を説明した。また、平成26年度が始まる4月1日以降から運用を予定している『総支部・協議会・運営の手引き』について、掲載内容と活用方法などの詳細を確認したほか、前回全国総支部会議(9月17日)以降の各総支部の活動報告を行った。

相互理解、平和祈る 新宗連から3人のランナー

Inter Faith駅伝

14.02.16/Inter Faithマラソン?/工藤.jpg
 「InterFaith(宗教間交流)駅伝」が2月16日に京都市で開催され、神道、仏教、キリスト教、新宗教、イスラームなど40人の宗教者が4人ずつ10チームに分かれ、「祈りの駅伝」と染め抜かれた紫紺のタスキをつなぎ早春の都大路を駆け抜けた。新宗連からは古田誠氏(39歳、立正佼成会)、渡辺恵司氏(35歳、松緑神道大和山)、青山和典氏(33歳、妙智會教団)が参加した。
 この駅伝はルクセンブルクの市民マラソンで行われている「InterFaithマラソン」の精神を受け継ぐもので、1万5532人が参加した京都マラソンに併せて日本で初めて開催された。諸宗教者が教義の違いを超え共に祈り走る中で、相互の理解を高めていくことを目指す。主催は日本宗教連盟加盟5団体が中心となり、京都府宗教連盟を構成する新宗連京都府協議会などが参加。ルクセンブルク、ドイツ、ベルギー、フランスから8人が来日した。
 同日夕には右京区の花園会館で表彰式が行われ、ランナー全員に表彰状とメダル、記念タスキなどが贈られた。

2014/2/27

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