宗教もしもし相談室
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Headline No.22 「わ」の創造〜JIDAI(時代・次代)をdesignする〜

新宗連青年会 ユースフォーラム2014

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 新日本宗教青年会連盟(新宗連青年会、岩渕明大委員長)は6月7、8日の両日、「ユースフォーラム2014」を開催した。
 今年は新宗連青年会近畿連盟(青近連、益本圭一郎委員長)が企画・運営を担当。テーマは「『わ』の創造〜JIDAI(時代・次代)をdesignする〜」で、2日間を通して、いかにして人と人が理解し合えるか、リーダーシップを発揮し合い協力できるかなど、さまざまな「わ」の創り方を学び合った。
 7日午後1時半から、立正佼成会大阪普門館で開会式。今回のユースフォーラムで講師を務める西田真哉・聖マーガレット生涯教育研究会(SMILE)所長が緊張をときほぐす「アイスブレーキング」を行い、初対面の相手同士で緊張している参加者を和らげた
 開会式の後、初日のメーンプログラム、ウオークラリー(班員みんなで作るミステリーツアー)が行われた。あらかじめポイントが割り振られている大阪ならではのさまざまな観光地、文化施設、歴史的建造物などを回りながら、富田林市のパーフェクト リバティー教団(PL)大本庁を目指すという内容で、グループごとに「どの課題にチャレンジするか」「どういったウオークラリーがしたいか」といった話し合いを行い、大阪普門館を出発した。
 参加者全員がPL大本庁に到着後、午後7時からの夕食懇談会で順位発表。それぞれのグループが、ウォークラリーの思い出を共有した。
 8日は、午前7時から教団別礼拝をPL正殿前で行った後、午前9時から西田所長がファシリテーター(会話の促進者)を務め、参加者にアドバイス。1日目のウオークラリーで体験したことを基に、人間関係やリーダーシップ、チームの作り方などを学ぶワークショップを行った。
 この後、グループごとの「ふりかえり」と発表会を行い、「グループで感じた『わ』とは何か」を分かち合った。その中では「『わ』とは縁であり、協調であり、対話であり、ウオークラリーで歩くごとにそれを実感できた」「初めは、他教団の人とコミュニケーションをとることが緊張して出来なかったが、ウオークラリー、ワークショップを通して理解し合えた」などの思いが披歴された。

平成26年度事業報告、決算を承認

新宗連 第27期第7回理事会

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 新日本宗教団体連合会(新宗連、岡野聖法理事長)は6月10日午後2時から、神奈川県伊勢原市の思親会大宮殿で第27期第7回理事会を開催した。
 岡野理事長が、総支部会長、新日本宗教青年会連盟(新宗連青年会)委員長の異動を報告した後、九州総支部の力久道臣会長と新宗連青年会の岩渕明大委員長に委嘱状を手渡した。
 続いて審議事項に移り、平成25年度事業報告案と同決算案が報告され、それぞれ原案通り承認した。
 平成26年度の事業推進については、企画委員長の新井光興理事が「第50回戦争犠牲者慰霊並びに平和祈願式典(8.14式典)」(2015年開催)へ向けた特別事業「第50回8.14式典―平和推進事業」を提案。また岩渕委員長が、新宗連青年会の「第50回8.14式典と終戦70年特別事業企画」について説明した。第50回という大きな節目を迎える8.14式典の意義を再確認し、式典を通して継続してきた「平和への願いと信念」を次世代につなげるための特別事業を展開していくこととした。
 また新井理事が、10月7、8日に行う「平成26年度全国総会」及び来年2月に開催を予定している「第2回新生復興祈念集会」を提案し、内容を説明した。
 宗教法人税務有識者検証委員会の設置について、宗教法人研究会座長の本山一博理事が目的、運営等を説明した。続いて、憲法研究会の赤川惠一座長が解釈改憲による集団的自衛権の行使容認に対する憲法研究会の「見解」を提案し、説明。「見解」については、加盟教団からさらに意見を募ることとした。
 報告事項に移り、各委員会、機関、新宗連青年会が、それぞれ活動報告を行った。最後に、総支部活動の充実化へ向け、意見交換が行われ、各総支部の課題や現状を確認した。

沖縄の現代と過去を知る

新宗連青年会 第6回沖縄慰霊平和使節団

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 新宗連青年会(岩渕明大委員長)は5月22日から26日まで、「第6回沖縄慰霊平和使節団」を派遣した。
 22日午後、那覇市にある立正佼成会沖縄教会で結団式を行った後、参加者らが車座になり、行程及び学習内容の確認を行い、新宗連青年会の平和活動と沖縄慰霊平和使節団の位置付けについて確認。参加者が事前レポート「平和について」を発表した。
 23日午前、一行は嘉数高台公園の展望台から普天間基地を見学。続いて、普天間基地に隣接した佐喜眞美術館を訪れ、丸木位理・丸木俊の『沖縄戦の図』を観賞し、佐喜眞美術館の佐喜眞道夫館長から解説を受けた。道の駅「かでな」では、嘉手納町基地渉外課の我謝治彦課長から、嘉手納基地の概要を聞き、嘉手納町の基地との関わりや航空機事故など、さまざまな問題について説明を受けた。
 午後には沖縄戦の激戦地の一つ、西原町に移動し、「西原の塔」を参拝。慰霊供養と平和祈願を行った。続いて、旧海軍司令部壕を訪れ、壕及び資料館を見学し、「海軍戦没者慰霊之塔」を参拝した。
 24日は1977年から青少年に戦争体験を語り続けている安元勝子さんの案内の下、慰霊碑を巡った。午後には糸数の壕(糸数アブチラガマ)を訪れ、「ガマ」における生活の悲惨さ、過酷さについて説明を聞いた。また、「糸数の壕慰霊碑」に献花を行い、黙祷を捧げた。
 摩文仁の丘へ移動し、「国立沖縄戦没者墓苑」で慰霊祭を挙行した。全員での献香、岩渕団長の代表献花の後、教団別礼拝、全員で黙祷を行い、最後に「月桃」を全員で合唱し、沖縄戦の犠牲者を追悼するとともに、慰霊の誠を捧げた。
 25日は渡嘉敷島にフェリーで移動し、座間味昌茂村長の案内の下、集団自決跡地、「白玉之塔」で慰霊の誠を捧げた。また現存特攻艇秘匿壕などの戦跡を巡り、戦争の痛ましさ、悲惨さを改めて参加者は感じていた。
 最終日は「ふりかえり」を行った。この中で、「非常に得るものが多かった。教科書で知りえないことを沢山知った」「戦争体験者が高齢化して、『語り部』を引き継ぐ人が減ってきた。自分も今回見て学んだことを伝える一人となりたい」「子どもたちに戦争のことを、これらからどのように伝えていくのかを考えさせられた」などの意見が披歴された。

2014/6/14

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