新宗連全国総会　金沢で開催

　新日本宗教団体連合会（新宗連、保積秀胤理事長）は10月７、８日、石川県金沢市内のホテルで「平成27年度新宗連全国総会」を開催した。７日午後の理事会では、平成28年度事業大綱を決定。大綱では、憲法改正問題及び安全保障関連法の改正により惹起される諸問題への調査研究を進めることや、「信教の自由」と「世界平和」への精神を学び、その活動を高めていくことを明記した。また、８月14日に千代田区の国立・千鳥ケ淵戦没者墓苑で約2800人が参列し開催した第50回「戦争犠牲者慰霊並びに平和祈願式典(８・14式典)」のDVD映像を交えた報告も行われた。同日夕には全国総支部会議を開催した。 　
　翌８日午前の会員総会・学習会は「第29回教団セミナー」として催され、「憲法改正と信教の自由―安全保障法成立と今後の課題」をテーマに憲法研究会と信教の自由委員会からの発題と、参議院議員の小西洋之氏が安全保障法制と解釈改憲による集団的自衛権行使容認を「違憲」とする講演を行った。

関東大震災・東京大空襲を学ぶ

首都圏総支部

　首都圏総支部（正井啓介会長）は９月30日から、東京都墨田区の東京都慰霊堂で「東京都慰霊堂慰霊祭並びに研修会」を開催した。
　東京都慰霊堂のある横網公園に集合した一行は、同公園内の追悼慰霊碑などを参拝。その後、復興記念館を見学し、関東大震災と東京大空襲に関する写真や映像資料を通して研修を行い、自然災害に対する備えと、非戦・平和実現への想いを新たにした。
　慰霊堂内に移動し、慰霊祭。齋藤賢一郎副会長の主催者あいさつの後、参加者がそれぞれの様式に従い、教団別礼拝を行い、真心からの慰霊、平和祈願を行った。この後、東京都慰霊協会職員から説明を受け、関東大震災において甚大な被害が起こった原因や、東京大空襲当時の状況などについて学んだ。

2015/10/16

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