宗教もしもし相談室
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Headline No.48 新宗連に感謝状―戦没者慰霊の支援、協力に対し

千鳥ケ淵戦没者墓苑奉仕会

15.10.18/千鳥ヶ淵戦没者墓苑奉仕会・感謝状贈呈式/大滝 (1).JPG
 千鳥ケ淵戦没者墓苑奉仕会(堀内光雄会長)は10月18日午後、東京都内のホテルで、墓苑創建以来、戦没者の慰霊に支援、協力のあった7団体、個人3氏に対する感謝状の贈呈式が行われ、団体贈呈の中では新宗連に感謝状が贈られた。
今回の感謝状贈呈は終戦70年の節目にあたり、永年にわたり慰霊祭や清掃奉仕などの協力や寄附を行っている団体・個人が対象。新宗連は1962(昭和37)年以来、「戦争犠牲者慰霊並びに平和祈願式典(8・14式典)」を継続して開催していることが評価された。教団では、64(唱和39年)年から「慰霊供養」を執行している解脱会、60(同35)年から「うら盆供養」を開催している妙智會教団ほか阿含宗、日蓮宗に。その他、千鳥ケ淵奉仕茶会、冨士ダイス?含め7団体に贈られた。
 18日の贈呈式では感謝状贈呈の後、多田宏副会長が、堀内光雄会長のあいさつを代読。続いて若松重英理事長が墓苑の近況を報告し、多くの団体・個人からの支援、協力に誠意を表わした。

阿蘇の自然を学ぶ 青九連ユースフォーラム in 熊本

新日本宗教青年会九州連盟

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 新日本宗教青年会九州連盟(青九連、岸和田誠委員長)は9月19、20日の二日間、熊本県阿蘇郡の国民休暇村・南阿蘇キャンプ場で、「自然に感謝!〜生かされている命にありがとう!」をテーマに、「青九連ユースフォーラム2015 in 熊本」を開催した。 
 19日午後から開会。熊本地区委員会の吉村卓士委員長と新日本宗教青年会連盟(新宗連青年会、岩渕明大委員長)の岩渕明大委員長があいさつを述べた。この後、班ごとに分かれてそれぞれ自己紹介をした後、講演。講師は阿蘇草原再生に取り組む「阿蘇グリーンストック」の桐原章専務理事。
阿蘇の草原を中心とした景観は、「九州の水がめ」として地域の人々の暮らしを支えるとともに、魅力的な観光資源ともなっている。草原の歴史は古く、放牧、農業の複合的な循環的農耕により、維持されてきたが、有畜農家の担い手不足などにより、急激に失われつつあるという。
講演の後、各班で「共有の時間」をもった。「この後、キャンプ場へ移動し、自炊体験。夕食と語り合いを楽しんだ。
 2日目は午前7時から教団別礼拝。9時からは遊歩道を散策し、前日の講演で学んだ阿蘇の自然景観を見学した。この後、各班ごとに振り返りを行った。

安保法制と政教分離を問う

政教分離の会 公開学習会

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 政教分離の侵害を監視する全国会議(政教分離の会、西川重則事務局長)は10月17日午後から、東京・代々木の新宗連会館で「全国集会・公開学習会」を開催した。テーマは「改憲を目指す安倍内閣と私たちの課題」。
 常任幹事の小池健治弁護士が開会あいさつ。集団的自衛権が憲法解釈によって可能となった問題と政教分離の問題には「深刻な関連がある」とし、集団的自衛権の問題が、必然的に靖国神社の問題につながると指摘した。
 西川重則事務局長が「戦後70年にあって」と題し講演。政教分離を守るために「国境をも越えて、共なる戦いをしたい」と訴えた。
 続いて、安倍首相靖国神社参拝違憲確認等請求訴訟の弁護団長である木村庸五氏が「ヤスクニ問題と新安保法制―これからの日本と今後の闘い」と題して、講演。首相による靖国神社参拝が「一部の宗教に国家が加担すること」となり、政教分離違反原則であることを指摘。そして、このような「国家の宗教化は、全体主義国家の色彩を帯び人権侵害が拡大する」との懸念を示した。
  講演の後、質疑応答が行われ、西川・木村両氏は政教分離の重要性を多くの人に理解してもらうための運動の必要性を強調した。

2015/10/20

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