宗教もしもし相談室
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Headline No.53 対話による平和への道を―新春学習会

WCRP日本委員会

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 世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会(庭野日鑛会長、杉谷義純理事長)は1月27日、東京・杉並の立正佼成会法輪閣で「対立から和解へ―戦後の歩みをふまえて」をテーマに新春学習会を開催した。
 基調発題を明治学院大学名誉教授で臨床心理士の井上孝代氏が行った。井上氏は、和解のためには相手との違いに気付き、互いに尊重、受容していく「共感力」を育てることの大切さを説き、「対立する両者の間に共感が生れたときに、お互いの心の壁が取り払われ、和解へ道が開かれる」と述べた。基調発題の後、パネルディスカッションが行われた。

厚生年金問題で公聴会を開催

東京都宗教連盟

 東京都宗教連盟(都宗連、新美昌道理事長)は1月28日、東京都内で平成28年第1回定例理事会を開催した。
 都庁・宗教法人係からの連絡事項、昨年11月に都宗連が開催した宗教法人運営実務研究協議会の報告、平成27年度決算の報告などを行った。
 この後、厚生年金加入問題について、全日本仏教会(全仏)の奈良慈徹総務部長を招き、公聴会を開いた。奈良氏は、昨年から日本年金機構により、全国の寺院に厚生年金加入促進の働きかけが行われたことに対し、全仏が折衝に当たってきた経緯を説明。厚生労働省とも会合を重ね、昨年7月から加入促進活動は「一時休止」状態となっていると報告。厚生年金は老後保障として、「素晴らしいシステムであることは理解している」とした上で、宗教法人に適しているかは問題であると疑義を呈した。

2016/2/5

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