北朝鮮による拉致被害者の即時帰国を
はじめに保積理事長が要望書の主旨と、署名簿には教団代表者の、拉致被害者全員の即時帰国への祈りと願いが込められていること、また新宗連が4月から全国で拉致問題学習会を開催することを説明し、「拉致被害者の即時帰国に向け、なお一層の取り組みをなされるよう、重ねてお願いする」と訴えた。この後、安倍首相に要望書・署名簿を手交した。新宗連からは常務理事の宮本惠司氏と川端健之氏、田澤清喜理事、山田匡男総局長、斎藤謙次事務局長が同席した。
新宗連は2010(平成22)年、「北朝鮮による日本人拉致被害者の即時帰国を求める請願署名」活動を展開し、37万7298人の署名を、翌年2月、岡野聖法理事長と保積秀胤副理事長(当時)が、署名簿と要望書を、中野寛成拉致問題担当国務大臣(当時)に提出している。
(要望書 全文)
第4回新生復興祈念集会を開催
5月23・24日 熊本で慰霊と復興の祈り
新宗連は、2011(平成23)年に発生した「東日本大震災」を契機とし、「被災地を忘れない」との思いを共にし、震災被災地域で復興祈念集会を開催。福島市(2013年)、神戸市(2015年)長岡市(2016年)で、東日本大震災、阪神淡路大震災、新潟中越地震の犠牲者慰霊と被災地の復興を祈願してきた。
第4回祈念集会は、熊本地震で甚大な被害があった熊本県益城町、南阿蘇村等を訪問。初日は午後に益城町のホテルで開会式と学習会を行う。「熊本地震の概要と復興のあゆみ」と題し、熊本県知事公室の和田大志氏、被災地障害者センターくまもと事務局長の東俊裕氏、被災地NGO恊働センタースタッフの鈴木隆太氏を講師に招き、震災直後からこれまでの動向と現状を聴講する。
2日目は、益城町から南阿蘇村へ移動、熊本地震により崩落した阿蘇大橋付近を訪れ、犠牲者追悼と復興祈念を行う。また、地元の人々をはじめ、熊本県の象徴として広く崇敬を集めている阿蘇神社を参拝し、被災した境内地の復興に向けた取り組みなどについて話を聞く。
映画上映会『クワイ河に虹をかけた男』―新宗連青年会
第50回「8・14式典」特別事業の最終企画として催す
映画『クワイ河に虹をかけた男』は、アジア・太平洋戦争中、旧日本軍がタイとビルマ(現ミャンマー)の間に建設した「泰緬鉄道」に関わり、その犠牲者の慰霊と贖罪に奔走した永瀬隆氏を追ったドキュメンタリー。
永瀬氏は、新宗連青年会の第1次アジア青年平和使節団(1974年)で現地案内も務めており、その後も共にタイで慰霊を行うなど、新宗連青年会との関係は深い。今回の映画製作には円応教、善隣教、大慧會教団、立正佼成会、新宗連青年会が協賛していることから、今回の上映会開催へとつながった。
上映後には、第1次アジア平和使節団で永瀬氏と共にタイを旅した、第二代新宗連青年会委員長の深田充啓氏(円応教教主、第1次使節団団長)と、初代新宗連青年会事務局長で宗教評論家の清水雅人氏によるトークショーが催された。
深田氏は、第1次使節団の派遣に至った経緯、永瀬氏との関係や思い出、タイ式慰霊塔サンプラプーンを第1次使節団でタイ・ナムトクの丘に建立した経緯などを話した。清水氏は、サンプラプーンと併せて建立した「碑文」に込めた思いを説明し、永瀬氏の活動と平和使節団が、新宗連青年会の各教団のその後の平和活動に大きな影響を与えていることなどを解説した。
2017/3/27
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