宗教もしもし相談室
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Headline No.74 政治問題化を危惧、厳格な配慮求める

靖国神社の「公式参拝」に関する意見書提出 信教委

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 新宗連信教の自由委員会(信教委、本山一博委員長)は7月21日午前11時40分、東京都千代田区の自由民主党本部を訪れ、安倍晋三内閣総理大臣宛ての「靖国神社の『公式参拝』に関する意見書」を、本山一博委員長が自由民主党組織運動本部長の山口泰明氏に手交した。
 意見書は、靖国神社への「公式参拝」が、憲法の「信教の自由」侵害にあたることを述べ、「信教の自由」は「あらゆる基本的人権の源泉」であり、「総理、閣僚による靖国神社への『公式参拝』は、政治権力によってすべての基本的人権を否定することにつながるもの」と指摘。
 さらに「信教の自由」侵害は、政府が特定の宗教について価値の高低をはかり扱うことから始まるものとして、その中で「もっとも批判されるべきものは、政治家が宗教団体を利用することであり、その逆に、宗教団体が政治利用すること」として、靖国神社が宗教団体であることを重ねて説明する。
 また、「現在、靖国神社をめぐる状況は純粋な宗教性から離れてしまい、政治的なものになってきていると感ぜられてなりません」と政治問題化を危惧し、総理はじめ閣僚が参拝する場合は「いかなる意味でもそれが政治的なものにならないように厳格な配慮を」と訴える。

平和の想い 共に学び行動

ユースフォーラム2017 新宗連青年会

17.07.08-09/新宗連青年会・ユースフォーラム2017/橋本 (2).JPG
 新日本宗教青年会連盟(新宗連青年会、岩渕明大委員長)は7月8、9日、新日本宗教青年会北関東連盟(青北関連、小林秀光委員長)の受け入れにより、栃木県宇都宮市で「ユースフォーラム2017」を開催。「私から未来につなぐ平和の想い〜宇都宮言の葉探し」をテーマに、平和への思いを深めていった。
 8日午後零時半から、立正佼成会宇都宮教会で開会式を行い、実行委員長の小林秀光青北関連委員長が歓迎のあいさつ。「世界平和への道」の文字を染め抜いた「たすき」を示して、「仲間と共に学びながら、宇都宮市街で平和をアピールし、世界平和への一歩を踏み出していきましょう」と述べた。
 緊張をほぐすアイスブレイクの後、宇都宮教会からJR宇都宮駅まで、「たすき」をかけて「平和行進」を行った後、22グループに分かれ3つのコースで宇都宮市街地の「フォトアドベンチャー」を行った。フォトアドベンチャーは、写真をもとに、グループ構成員が協力して設問を解きながら宇都宮市街を練り歩く企画。
 9日は午前6時半から、大谷石採石場跡にある高さ約27?の「大谷平和観音像」の前で、10教団による教団別礼拝を行った。午前9時から、ホテルでワークショップ「私から未来につなぐ平和の想い」に入った。加盟教団の青年代表者が発題を行い、松緑神道大和山の佐藤香吾青年会委員と、赤銅聖治円応青年会会長、善隣教青年本部長の宮口弘道青年会副委員長の3人が教団紹介と平和活動、そこからの気付きや学びを語った。
 グループディスカッションに移り、今回のプログラムを受講した上で、感じたことや思ったことを共有。グループで「私から未来につなぐ平和の想い」をテーマに自教団での平和活動の実践について話し合った。

事業報告案と決算案を承認

第29期第2回評議員会

 新宗連(保積秀胤理事長)は6月27日、東京・代々木の新宗連会館で第29期第2回評議員会を開催した。
 保積秀胤理事長が仮議長となり、開会を宣言した後、佐々木堯章評議員が議長に選出され、議事に移った。第29期第4回理事会(6月7日開催)の報告などが行われた後、審議事項に移り、平成28年度事業報告案と同決算案が報告され、原案通り承認した。
続いて、役員の選任では、教団内人事異動により、根本昌廣評議員と岡野英夫理事が退任し、それぞれ立正佼成会総務部長の澤田晃成氏を新評議員に、解脱会理事長の渡辺孝彦氏を新理事に選任した。
 また、宮尾早雄理事の逝去により、妙道会教団常務理事の藤原裕康氏を新理事に選任。藤原氏は理事就任に伴い、評議員を退任することを確認した。
 また、2018(平成30)年6月の任期満了に伴う役員改選に向け、第30期役員の候補者案を評議員会に提出する「役員等候補選考委員会」の設置について協議を行い、審議の結果、同委員5人を選任した。  

2017/7/26

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