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5月23、24日 被災から1年の熊本で学び―第4回新生復興記念集会

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 新日本宗教団体連合会(新宗連、保積秀胤理事長)は5月23、24日に、熊本県益城町と南阿蘇村で「第4回新生復興祈念集会」を開催。「熊本地震」発災から1年となった現地で、犠牲者慰霊と復興の祈りを捧げるとともに災害に対する宗教者の役割を探求した。
 集会は新宗連役員はじめ地元の九州総支部、熊本県協議会の役職者らが参加。23日午後に益城町のホテルで開会、熊本地震犠牲者の慰霊と復興を祈願する黙祷を捧げた。
 主催者を代表して保積秀胤理事長があいさつし、「私たち宗教者は、今なお、悲しみや苦難を乗り越えて、懸命に努力している方々がいることを決して忘れることなく、人々の悲嘆に寄り添い、励ましていく存在でありたい」と述べ、災害の記憶を風化させることなく、宗教者の役割を探求し合っていくという祈念集会の趣旨を確認した。
 力久道臣新宗連企画委員会副委員長による新宗連の熊本地震支援活動報告に続き、「熊本地震の概要と復興のあゆみ」をテーマとした学習会に移った。熊本県知事公室の和田大志氏、被災地NGO恊働センタースタッフの鈴木隆太氏、被災地障害者センターくまもと事務局長の東俊裕氏が発題。3氏から「創造的復興」「災害弱者支援」「中長期支援」の視点を中心としたこれまでの取り組みや今後の課題を聞き、被災地の実情について学びを深めた。
 24日午前は西原村を経由して南阿蘇村へ移動し、熊本地震と相次ぐ余震の影響により崩落した阿蘇大橋を訪れた。参加した12教団の代表者が献花を行った後、全員で黙祷を捧げ、犠牲者の慰霊と被災地の早期復興を祈願した。この後、阿蘇神社を訪れ、正式参拝を行い、神社の沿革や熊本地震による被害の状況について話を聞いた。

2017/5/24

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