先師の平和への想いと信念 継承を
はじめに新宗連青年会の宮口弘道委員長が主催者あいさつ。
「8.14式典」での「平和への祈り」こそが、新宗連青年会の平和活動の原点であり、「すべてのいのちを尊ぶ」精神が青年会のあらゆる平和活動を展開していく基盤であることを述べ、「すべての戦争犠牲者に対し、真心からの祈りを捧げ、『すべてのいのちを尊ぶ世界』の実現に向け、『世界平和』と『絶対非戦』への誓いを新たにさせていただきます」と力強く決意を披歴した。
続いて、新宗連を代表し、岡田光央理事長があいさつ。「忌むべき戦争は、人間の正気を踏みにじった破壊行為に他なりません」と述べ、御木徳近初代理事長と庭野日敬第二代理事長の戦争の悲劇と非戦の思いを表した言葉を重ね、「ここに参列したお一人お一人と共に、先達の志とこれまでの歩みに想いを馳せ、真心をもってすべての戦争犠牲者の御霊の平安をお祈りさせていただきます」と述べた。
「平和へのメッセージ」を、立正佼成会会員の坂本貴司氏が発表。
坂本氏は「戦争を始めとする争いを止める方法は、『相手を許す事』だと学びました。相手を許せず、攻め続ける事で相手への憎しみは増していき、それが争いになる」として、「私もフィリピンの学生達のように、どのような相手でも許すことができるように、日々修行させて頂く事をお誓い致します」と決意を述べた。
メッセージ発表後、宮口委員長の先導により、参列者全員で「平和の祈り」を捧げ、戦争犠牲者への慰霊と絶対非戦、世界平和の実現への誓いを新たにした。
西日本豪雨・被災地支援 VOWSボランティアが始動
8月4日から広島県三原市で活動展開
また、新宗連青年会は昨年の熊本地震災害でボランティア活動を展開した、世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会と協働するVОWS(バウズ、Volunteers of WCRP&SYL)を再結成し、ボランティアを募集。8月4日から被災地へのボランティア派遣を開始した。
8月は26日まで毎週土日に4次にわたり派遣。加盟教団からのボランティア約60人が、広島県三原市本郷町を中心に被災家屋の片付けや床下の土砂掻き出しなどの活動に努めた。被災者や被災地域の復旧には依然として多くの課題があり、多くの支援が求められていることから、VОWSとして9月以降もボランティア派遣を継続することを決定、参加を呼び掛けている。
2018/8/28
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