宗教もしもし相談室
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Headline No.98 事業報告と決算を承認―新宗連理事会

教団人セミナー、新宗連活動で意見交換も

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 新日本宗教団体連合会(新宗連、岡田光央理事長)は6月11日、姫路市の大慧會教団姫路法明館で第30期第4回理事会を開催した。
 理事会は冒頭、受け入れ教団を代表して、大慧會教団の石倉寿一次代会長があいさつ、この後、岡田光央理事長を議長に議事に入った(写真)。
 報告事項では、前回理事会以降の各委員会・機関、総支部・協議会、新日本宗教青年会連盟(新宗連青年会)などの活動や今後の予定が報告された。
 審議事項では「平成30年事業報告案」及び「平成30年度決算報告案」について審議し、原案通り承認した。
 続いて今後の「第31回教団人セミナー」開催に向け、テーマなどについて意見交換。この中では「8050問題」に代表される「引きこもり」の問題や、AIの現状と将来への疑問、フェイクニュースなど今日的問題が挙げられた。同セミナーについては意見交換で示された課題などをもとに、引き続き企画委員会で検討することを申し合わせた。
 また、すべての議題終了後には、前回の理事会に引き続き、岡田理事長提案による新宗連活動について意見交換も行われ、「引きこもり」や少子高齢化、教団を超えた連合体ならではの社会活動などについて忌憚のない意見が提起された。
 最後に、岡田理事長が、山田匡男総局長が6月をもって退任することを発表。山田総局長があいさつを行い、謝辞を述べた。

釜石市で慰霊復興を祈念―奥羽総支部

東日本大震災「3.11を忘れません」

19.05.22/岩手県協・復興祈念集会/大滝?.JPG
 新宗連奥羽総支部(田澤清喜会長)は5月22日、釜石市鵜住居町の「釜石祈りのパーク」で「東日本大震災犠牲者慰霊復興祈念釜石集会」を執り行った。
 午前11時に田澤清喜会長をはじめ、岩手県協議会の岩梨貴康議長、役職者、加盟教団の会員・信徒ら約100人が、祈りのパーク内震災犠牲者の芳名板前に整列した。開会の辞の後、参列者一人ひとりに花が手渡され、芳名板の前に進み全員が献花を行った。
 続いて、岩手県協議会の溝辺道子副議長が「東日本大震災から8年2カ月、私たちは『3.11を忘れません』、東日本大震災で犠牲となられた方々に慰霊と鎮魂の祈りを捧げ、一日も早い復興を祈念させていただきます」と唱えた後、全員で黙祷を捧げた(写真)。
岩手県協議会の岩梨議長、田澤会長があいさつ。それぞれ集会への思い、意義について述べた。
 この後、総支部と協議会役職者は根浜海岸前の旅館「宝来館」に移動。女将の岩崎昭子さんから東日本大震災の被災体験を聴いた。
 岩崎さんは、津波にさらわれ、水中で気を失いながらも旅館のスタッフらに救助されたこと。津波から逃れた山上で目前の湾が蠢(うごめ)く姿を目の当たりにしたこと。夜になり、雪が降り出して凍死を覚悟したことなど、旅館の前まで津波が襲来した当時の映像を用いながら、九死に一生を得た体験を語った。
 想定以上の津波により、指定の避難場所でも助からない人がいたことにも触れ、新設された防潮堤や水門計画も「もう孫っこを失いたくない」という人たちの思いであることを話した。

2019/6/26

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