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力久?積師が逝去 善隣教教主・新宗連顧問

 善隣教聖主で新宗連顧問の力久?積師が12月2日午後4時20分、逝去した。享年76歳。力久師は1977(昭和52)年善隣教教主に就任、2010(平成22)年に聖主に就任した。新宗連では1975(昭和50)年に新宗連理事に就任してから、常任理事、副理事長を歴任し、新日本宗教青年会連盟(新宗連青年会)第3代委員長、新宗連信教の自由委員会・政治委員会委員長、憲法研究会座長、九州総支部会長なども務め、新宗連の発展に大きく寄与した。
 善隣教(力久道臣教主)では12月5日に力久師の「善隣葬通夜の御儀」を、翌6日に「善隣葬御帰幽祭」(告別式)を福岡県筑紫市の善隣教本庁で厳修した。
 「善隣葬御帰幽祭」では来賓を代表して、円応教教主で新宗連名誉会長の深田充啓氏が「お別れの言葉」を述べた。「力さん」と何度も呼びかけ、これまでの新宗連青年会、特にアジア懺悔行(現アジア平和使節団)での思い出や、深田氏が理事長時代に力久師が副理事長として支えてくれたことなどを、時折り言葉を詰まらせながら振り返った。そして「ありがとう、さよなら」と、力を込めて最後の声をかけた。
19.12.06/善隣教力久?積先生帰幽祭/武藤?.JPG
 参列者全員による献香の後、力久道臣教主が親族を代表して、参列者に感謝を述べた(写真)。その中で、亡くなる前から最近の力久師の容態を隠さずに信徒に伝えており、それが力久師の「命がけの最後の教え。死に方を身を持って教えてくれた」と話し、最期は家族に囲まれた穏やかな旅立ちであったことを報告した。そして、力久師が自分中心ではなく他人中心で「施愛」に生きたことを語り、あらためて自らも施愛に生きることを誓い、「泣くのは今日までで、喜んで見送っていきましょう」と参列者に呼びかけた。
 この後、家族と親族、そして多くの信徒、来賓が見守る中、出棺となり、信徒らは大きな声で「やります、やります、やります」と声を上げ、力久師との別れを惜しんだ。

2019/12/6

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