信教の自由を守ろう 信仰心を広めよう 宗教協力を進めよう 世界の平和に貢献しよう
「新宗連スローガン」は新宗連結成以来の歴史、時代状況の変化を総合的に検討し「新宗連の理念、目的、活動」を誰にでも分かりやすく、伝えやすくするものです。新宗連は1965(昭和40)年から、4つの標語「信教の自由・政教分離・宗教協力・国民皆信仰」を掲げ、2001(平成13)年の結成50周年時に「信教の自由を守ろう・宗教協力を進めよう・世界の平和に協力しよう」の3つに再編。そして結成65周年を迎えた2016(平成28)年10月に開催した全国総会において、新たに「信仰心を広めよう」という新たなスローガンを加えることを発表しました。
「信仰心を広めよう」は、1965(昭和40)年から掲げていた4つの標語の一つ「国民皆信仰」に込められた精神を再確認し、新宗連活動に参画する一人ひとりが自らの信仰心を深め、信仰によって救われた喜びや感動をあらためて世に顕していく―との願いが込められています。また、これまで掲げてきた3つのスローガン「信教の自由を守ろう・宗教協力を進めよう・世界の平和に貢献しよう」に、新たに「信仰心を広めよう」を加え、新宗連の理念や目的を、加盟教団の会員、信徒をはじめ、より多くの方々に幅広く伝えていくことを目的としています。
2023(令和5年)3月の結成70周年記念事業総括式典では、スローガンの現代的意義の確認と未来への継承として、スローガンの解説文を更新し、新宗連将来計画として以下、発表しました。
信教の自由を守ろう
・「信教の自由」は基本的人権の根幹である。
・「信教の自由」は宗教活動に不可欠である。
・「信教の自由」はあらゆる宗教を互いに尊重し合うことを意味している。
・「信教の自由」は信仰を強制されない自由をも含んでいる。
・「信教の自由」の保障には、政教分離原則が貫かれていなければならない。
・「信教の自由」と「政教分離」は密接不可分である。
・「信教の自由」を守るためには敢然として行動する。
信仰心を広めよう
・「信仰心」を広めることは、私たちの使命であるとの信念において共通している。
・「信仰心」は一人ひとりの「信教の自由」の上に成立している。
・「信仰心」の涵養は一人ひとりの「信教の自由」を尊重することから始まる。
・新宗連が志向する「信仰心」の涵養とは、一人ひとりの心の安寧、苦悩からの救済をはじめ、感謝、歓喜、報恩、利他の人生へと導くことである。
・新宗連が志向する「信仰心」の涵養とは、日々の礼拝等、生活に根差した信仰実践を勧めることにより、倫理や道徳では補えない、心の奥底の浄化と全人的救済へ導くことである。
・新宗連が志向する「信仰心」の涵養とは、一人ひとりが宗教的感性と人格を磨き、信仰による感謝と感動を広げることを通じて、より良い社会の形成に貢献することである。
宗教協力を進めよう
・信教の自由を遵守し、一人ひとりの信仰心を涵養して、世界平和に貢献するためには宗教者あるいは宗教教団相互の理解と協力が必要不可欠である。
・すべての宗教は、その成り立ち、教義や儀礼、布教や教化の仕方など、形の上において異なるが、その本質、目指すべきところを各自が研鑽するとともに、対話を通じて相互理解を図り、協力、連携を進めていく。
・宗教協力と対話を促進することにより、宗教が陥りやすい閉鎖性、独断性を抑制するとともに、相互に磨き合い、高め合い、社会に貢献していく。
・新宗連の掲げる宗教協力は、宗教間の相互理解のための対話促進・霊性交流・相互学習などを含んでいる。
世界の平和に貢献しよう
・新宗連の究極目的は、宗教協力を通じて人類福祉と世界平和に貢献することである。
・新宗連が目指す世界平和への第一義は「信教の自由」精神と「信仰心」の涵養を通して「平和を希求し、祈り、行動する人」を育てることである。
・世界平和を招来するためには、国内外のあらゆる戦争犠牲者への慰霊と鎮魂が必要不可欠であるとの信念において共通している。
・世界平和は、地域レベルの平和から国際的レベルの平和を含んでいる。
・世界平和に貢献するために、生命、人権、環境、軍縮、貧困など、平和構築の条件となる諸問題に目を向け、宗教者としての取り組みを探求する。
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