宗教もしもし相談室
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Headline No.40 ネパール中部大地震 AMDAに救援金

新宗連 第1次緊急支援として寄託

 4月25日、ネパール中部で発生した大地震は7700人以上の犠牲者、約1万400人の負傷者となり(7日時点)、各国の救援隊やNGOによる懸命の救助、支援作業が続いている。
 今回の地震に際し、新宗連は4月30日、第1次緊急支援として、NPO法人AMDA(アムダ、国際医療ボランティア組織)に国際救援金からの100万円を寄託した。救援金は緊急の医療支援活動及び医薬品の購入などに充てられる。新宗連はこれまでAMDAのチリ地震(2010年)やフィリピン台風(2013年)での救援活動、東日本大震災(2011年)では地震発生時の緊急救援と2013、14年の同震災国際奨学金支援などに救援・支援金を寄託してきた。
 ネパール地震に際して、AMDAは4月26日、第1次緊急支援チームをネパールに派遣。5月5日まで4次にわたる支援チームを派遣し、現地の協力団体・AMDAネパール支部と協働し、救援活動を継続している。

食品ロスについて学ぶ

奈良県協 発足15周年記念講演会

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 奈良県協議会(馬籠孝至議長)は4月26日午前10時から、立正佼成会奈良教会で「奈良県協議会発足15周年記念講演会」を行った。
 河野貴志副議長の開会あいさつの後、栄養学博士の井出留美氏が「もったいない!みんなで減らそう食品ロス」をテーマに講演を行った。井出氏は、日本の現状として、「年間のコメ収穫量に匹敵する500〜800万トンが食品ロスとして出ており、そのうち半分は家庭から出ています」と説明した。家庭からの食品ロスの主な原因として、買い溜めや、調理のし過ぎ、野菜などの皮の過剰除去などがあるとした。
 また、企業から食品ロスが出る原因として、缶の凹みやダンボールの傷など包装上の不具合や、季節商品・災害備蓄品の期限切れなどを挙げた。
 食品ロスを少しでも減らすために「フードバンク活動」の仕組みや、寺院のお供え物を母子家庭の子どもたちに送る「お寺おやつクラブ」の活動や、家庭で余っている食べ物を学校や職場などに持ち寄り、フードバンクなどに寄付する「フードドライブ」を紹介した
 フードバンクなどの仕組みを活用すれば、食品ロスが軽減され、約2000万人もの貧困者の生活支援になると同時に、ゴミが減ることで環境への負荷軽減になる。消費者にとっては、食品ロスが減ると、上積みされていた企業の廃棄コストが下がり、商品価格も下がると解説した。
 最後に「今から出来る10ヶ条」として、普段から冷蔵庫の中身を確かめることで、無駄な買い物を減らすことや、お腹がすいているとついつい買い過ぎてしまうので、空腹で買い物に行かないなどの工夫を紹介した。
 馬籠孝至議長があいさつに立ち、「『もったいない』と考えることはすべての命に感謝すること」「身近なところから実践して、明日からの布教にいかしていただきたい」と締めくくった。

大國神社創社40周年を祝う

大和教団 記念例大祭

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 大和教団(保積秀胤教主)は4月29日午前10時半から、宮城県仙台市の大國神社で「大國神社40周年記念例大祭」を斎行した。大祭は、同神社が1975(昭和50)年、創社されてから40周年を記念しての祭儀で、東日本大震災復興祈念も併せて行った。
 晴天に恵まれた中、斎主の保積志胤統理と祭員、信奉者らが大鳥居から表参道を参進し、本殿内に着座。続いて保積秀胤教主が入殿し、開式。修祓と開扉の後、保積教主が昇殿し大祭祝詞を奏上し、世界平和萬民幸福、北朝鮮による拉致被害者救出、東日本大震災からの復興、教信奉者の心願成就などを祈念した。祝詞奏上の間、本殿脇では「心願諸願成就火祭祈祷」が執り行われた。
 出羽三山神社の神職と巫女による舞の奉納、祭員による大比禮(おおひれ)と金弊を振る神事などが厳かに執り行われ、教団役員と来賓、教信奉者代表らが玉串を奉奠した。
 祭儀の後、保積教主が「お言葉」。「大和の教えはいかなることにもくじけず、知恵と勇気と体力、正しき霊感をいただいた信仰です」と述べ、教団が東日本大震災の苦労から立ち上がり、創社40周年を迎えることができたのは「教信奉者の力があってのもの」と讃えた。そして「さらに大きな歩みを続け、2年後の立教60年には、万人の人を集めて世界の平和を祈りたい」と力強く呼びかけた。
 正午過ぎ、本殿での祭儀の後、本殿前の神庭で「神輿布留大神業」が執り行われ、保積教主の号令に合わせ、「大黒様」を祀った神輿から伸びた紅白の綱を大勢の教信奉者らが引き、掛け声とともに威勢よく回転させた。
 午後は、本殿前広場と特設ステージで、「神振行事」として大國太鼓の奉納、少年剣道の奉納試合、女性シンガーソングライターのライブなどが催された。このほか、境内広場では東北地方の「まちおこし」として「B―1グランプリ」で大勝を受賞したB級グルメ料理の出展、抽選会などが続き、市民を含め大勢の参列者で終日賑わいをみせた。


2015/5/8

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