
平野氏は、憲法とは「権力を拘束する法」であり、人権を保障する「立憲主義を基とする法」であることを強調。自民党の改正草案の「国家権力制限の観点が後退し、国民への義務が増加」している点を指摘し、「本来の役割にもとる」と批判した。
続いて、パネルディスカッションに移り、玉光神社権宮司で新宗連理事の本山一博、天理大学おやさと研究所教授の金子昭、上智大学教授の島薗進の3氏がパネリストを務め、斎藤謙次新宗連事務局長をコーディネーターに行った。
本山氏は、「信教の自由は基本的人権の根源である」と述べ、「信教の自由」が「個人の尊厳を守るために決定的に重要なもの」と強調した。金子氏は、自民党の改正草案には「政教分離原則が曖昧になり、国民の信教の自由を制約する」可能性があることを指摘。信教の自由の問題は「国民主権の課題として協働して取り組むべき」と訴えた。
2013/11/28
▲ページの先頭へ