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8月3,4日 世界宗教者平和の祈りの集い―比叡山サミット30周年

対話と他者を受け入れる努力訴える

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 比叡山宗教サミット30周年を記念する「世界宗教者平和祈りの集い」(日本宗教代表者会議主催)が「今こそ平和のために協調を〜分裂と憎悪を乗り越えて」をテーマに8月3、4日、京都市左京区の国立国際交流会館と滋賀県大津市の天台宗総本山比叡山延暦寺で開催され、海外18カ国24人の諸宗教代表含め約2千人が参加した。
 3日には国立国際交流会館で開会式と、テーマに沿った基調講演とシンポジウム、4日午前に2分科会が開催された。
 4日午後からは、「世界平和祈りの式典」が延暦寺の一隅を照らす会館前広場の特設ステージで開式。日本宗教代表者会議議長の保積秀胤新宗連理事長が開会あいさつを行った。国内外の宗教指導者らが登壇し、日本宗教代表者会議名誉顧問の深田充啓新宗連名誉会長が、来賓を代表しあいさつを行った。
 この後、20周年を記念して制作された「平和の鐘」の鐘打に合わせ、平和な未来を祈り参列者一同で黙祷。主催者を代表し、日本宗教代表者会議名誉議長の森川宏映天台座主があいさつした。この後、子ども代表2人が登壇。未来の平和へ向けたメッセージを発表。天台青少年が参加者席に分け入り、参加者と一緒に手をつなぎ、ステージ上でも宗教代表者らが手を取り合い、皆で両手を挙げ会場が一体となり、心ひとつに世界平和を祈った。
 この後、同会議名誉顧問の庭野日鑛立正佼成会会長が「比叡山メッセージ2017」を発表し、「忍耐強い対話と他者の存在を受け入れる努力が平和への近道である」と力強く訴えた。式典は、同会議運営委員長の山田匡男新宗連総局長の閉会あいさつで幕を閉じた。

2017/8/4

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