結成60周年記念事業、公益財団法人移行に尽力
新宗連第六代理事長で、解脱会長老の岡野聖法(おかの・せいほう)師が4月3日午前8時44分、逝去した。享年79歳。葬送の儀は、遺族の意向により密葬で執り行われ、聖葬祭(教団葬)は5月19日午後1時から、埼玉県北本市緑1-1の解脱会御霊地で執り行う。葬儀委員長は渡辺孝彦前理事長。
岡野聖法師は1939年(昭和14)年4月25日、埼玉県北本市生まれ。早稲田大学卒業後、アメリカ留学、解脱会青年本部長を経て、53(同28)年、法主に就任。2017(平成29)年1月、岡野英祥法嗣が第二代法主を継承し、長老に就くまで、60年余にわたり法主を務めた。
新宗連では1998(平成10)年10月、理事に就任。常任理事、副理事長を歴任し、2008(同20)年10月31日の理事会で、庭野日鑛第五代理事長(立正佼成会会長)の後を受け、第六代理事長に選出、14(同26)年6月まで3期6年にわたり務め、退任後は顧問に就いた。この間、新宗連結成60周年記念事業、財団法人から公益財団法人への移行などに尽力した。日本宗教連盟では理事長を09(平成21)年度に務めた。
新年度迎え 事業始まる―新宗連総支部
東北、九州の2総支部で教化活動懇談会
4月からの新年度を迎え、新宗連の各総支部では新年度事業を開始、総務会と併せて学習会などの開催も相次いだ。全国展開を図る「教化活動懇談会」は、東北と九州の2支部が行った。立正佼成会郡山教会所属の女性会員2人が体験発表。この後、小グループに分かれて、分かち合いを行った(写真左)。最後に各グループの代表者が発表。この中で「互いの信頼感、あたたかさ、純粋さが重要だった。そのような教会の雰囲気をつくっていきたい」「(教団を超えて分かち合いをしたときに)魂と魂が出会った。ずっと前からわかり合っていたようで感動した」などの感想が述べられた。
善隣教とパーフェクト リバティー教団(PL)、立正佼成会の3教団5人の体験発表が行われた(写真右)。発表を受けての質疑応答の後、力久道臣会長が「かみしめ(総括)」。布教する難しさがある中で、多様な「お誘い」の仕方があること、信仰心を次代につなげていく在り方を他教団の導き方から学び合い信仰心を広げていくこと、縁の大切さを思うこと、信仰のありがたさを伝えていくことなどを述べ、「待ちの姿勢ではなく、積極的に、気軽に声を掛けていくことの大切さをあらためて感じさせていただいた」と感想を述べた。
目的を問い直し 本気で挑戦―新宗連青年会
平成31年度第1回拡大委・学習会
新日本宗教青年会連盟(新宗連青年会、宮口弘道委員長)は4月13、14日、北海道札幌市で平成31年度第1回(拡大)委員会を開催した。13日、市内会場での委員会で、平成30年度事業報告案と同決算案を審議し、原案通り承認、6月の新宗連理事会へ提出することを申し合わせた。
荒井氏は同校の創設者の孫にあたり、2016(平成28)年に校長に就任するまでは、ソフトバンクのグループ企業で取締役などを歴任した。校長就任以降、定員を大きく下回っていた同校の改革を進め、「本気で挑戦する人の母校」をキャッチフレーズに定員を上回るまでに回復させ、その先進的な取り組みが教育界で注目を集めている。
荒井氏は「高校」とはそもそも何か―と問いかけるところから講演を始めた。現在ほとんどの人が高校に進学するが、大学進学率は6割ほど。4割の生徒はそもそも大学に進学するつもりがないのに、大学での専門教育のための学習をさせられているという。
荒井氏は、あたり前のように思われていたことを一つひとつ、その目的から問い直し、従来の国語、数学、理科のような教科教育にこだわらない教科横断型のプロジェクト学習「探求コース」設置の意義を説明した。
いくつか実際の取り組みを紹介しながら、「教え過ぎないことも大切。生徒が自分で調べながら学んでいく。社会が大きく変化していく中で、学ぶものが教えるものを超えていくことがこれからの学校教育の意義ではないか」と問いかけた。
2019/4/26
▲ページの先頭へ