生前の功績称え 感謝の供養捧ぐ
葬儀委員長の渡辺孝彦顧問のあいさつの後、教団・故人とゆかりの深い御寺泉涌寺の上村貞郎長老、総本山醍醐寺の仲田順和座主、立正佼成会の庭野日鑛会長(新宗連第五代理事長)、会員を代表して小田敏郎相談役が弔辞を述べた。(写真)
庭野会長は、岡野師とは新宗連を通じて深い縁を結んできたことを振り返り、「宗教協力による平和実現を目指す同志として歩んできた」と述懐した。立正佼成会の教団創立71周年式典(2009年3月)において、岡野師が祝辞で「拝み合い、認め合い、分かち合い、協力し合う大和の心を持って世に敬い尊ぶ心を布(し)いてまいりましょう」と述べたことに触れ、「このお言葉は今も私の胸に刻まれており、大切にさせていただいております」と話した。
弔電披露、感謝の天茶供養が捧げられた後、遺族を代表して岡野貞子長老夫人と岡野英夫理事長が謝辞を述べた。
聖葬祭には新宗連加盟教団から教団代表者ら約20名が参加。謝辞の後、岡田光央新宗連理事長(崇教真光三代教え主)はじめ、参列者の献花が続き、岡野師を悼みつつお別れを告げた。
気候変動問題を学ぶ―新宗連近畿総支部
ライフスタイルの見直しを
下村氏は、地球温暖化(気候変動)により夏場に日本近海、南シナ海の海面温度が高くなり、台風が発生する場所が日本に年々近付いており、超大型台風の発生も多くなっていることなどを列挙。将来的には温暖化により積雪量は少なくなるとみられるが、過渡期として10〜20年は猛暑と大雪の厳冬が極端化する傾向が続くと分析した。
また、現代は「第6の絶滅時代」と言われており、人間の活動によって、1900年頃の約4万倍のスピードで動植物が絶滅し、そのスピードは加速しているという。さらに、気候変動による干ばつ、水不足、感染症の拡大、桜の開花が早まるなど人々の暮らしや経済に大きな影響を与えることを説明した。
下村氏はこうした状況から脱化石エネルギー、脱炭素社会へのシフトの必要性を強調。先進国と発展途上国との社会格差を前提とした「ライフスタイルの見直しが必要」と説き、環境や人権に配慮した「持続可能な消費」や「エシカル(倫理的)消費」を提案した。
2019/5/27
▲ページの先頭へ