「8.14式典」は簡素化、動画配信(予定)などで実施へ

　新日本宗連青年会連盟(新宗連青年会)は6月8日、令和2年度第2回委員会をオンライン会議で開催した。役員改選では、宮口弘道委員長(善隣教)の後任に、宮本泰克委員（妙智會教団）が新委員長として就任。また、毎年8月14日に東京・千鳥ケ淵戦没者墓苑で開催してきた「戦争犠牲者慰霊並びに平和祈願式典（8.14式典）」の第55回「8.14式典」基本方針(改訂版)を承認し、今年は外部来賓を招待せず、千鳥ケ淵戦没者墓苑での式典は内容を簡素化、動画配信（予定）を行うなどで実施することとした。
　
　委員会は冒頭、先師先達への感謝と世界平和祈念、新型コロナウイルス感染症の早期収束を祈念し黙祷を捧げ、宮口委員長を議長に議事に移った。令和2年度第1回（拡大）委員会（書面評決）で平成31年度事業報告案が承認されたことが報告された。
　審議事項に移り、任期満了に伴う役員改選では委員の互選により、宮本泰克委員を委員長（新任）に、副委員長に内島康親委員(思親会)と西由江委員（立正佼成会）を選任した。両副委員長は再任。
　続いて第55回「8.14式典」基本方針(改定版)案について審議し、前回委員会のアンケート結果を元に意見交換を行った後、承認された基本方針では、外部来賓は招待せず、千鳥ケ淵戦没者墓苑での式典は簡素化し、新宗連青年会の代表者で実施、動画配信（予定）を行うなど、今後の状況の推移を注視していくこととした。

　委員会で、宮口前委員長と宮本新委員長は、次のようにそれぞれ退任・就任のあいさつを述べた。
宮口 弘道 氏
　新宗連青年会活動の原点は、祈りであり、行動であるという思いを込めて、宮本泰克新委員長さんにバトンタッチさせていただきます。皆様のご協力を頂きまして、2年1期を務めることができました。感謝申し上げます。

宮本 泰克 氏
　新型コロナウイルスで自粛が続いている時期に第16代委員長として就任するのは、身の引き締まる思いです。また、これから社会情勢に合わせ、新宗連青年会が変化していく時期だと思います。若輩でございますが、皆さんの力を十二分にいただきながら、共に精進していきたいと思います。

2020/6/18

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