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東日本大震災から10年―慰霊と復興を祈願

 3月11日、未曾有の被害をもたらした東日本大震災から10年を迎えた。新宗連加盟の各教団本部並びに教会などで犠牲者慰霊・追悼行事が執り行われ、東北に本部を置く大和教団と松緑神道大和山では、慰霊と復興を願う真心からの祈りが捧げられた。

一層の希望をもって前に進む―大和教団

21.03.11/大和教団・震災10年祭0039/教団提供.jpg
 大和教団(保積秀胤教主)は3月11日午前6時から、仙台市の大國神社祖霊殿で、保積秀胤教主を斎主に「東日本大震災十周年追悼慰霊祭並びに復興祈念祭」を厳かに執行した。
 神饌と色取り取りの生花が供えられた祭場に、犠牲者の「御霊様」を迎え、大國主大神の「誘いと御救い」を戴き、衷心よりの供養と復興の祈りが捧げられ、御霊の安寧がはかられた。
 斎主による祝詞奏上と玉串拝礼の後、参列者が玉串を奉奠した。祭儀後、保積教主が「御親教」を行い、震災から10年を経て、「これから一層の希望をもって前に進まねばならない」と力強く述べた。(写真/斎主の保積教主が祝詞奏上:教団提供)

本部と2会場で慰霊祭―松緑神道大和山

21.03.11/松緑神道大和山・慰霊祭2O6A7088/教団提供.JPG
 松緑神道大和山(田澤清喜教主)は3月11日午後2時46分から、青森県平内町の教団本部光霊殿及び、宮城県布教センターと釜石道場の被災地2会場において「東日本大震災慰霊祭」を開催した。
 祭儀はいずれも修祓、献饌に続いて聖歌「霊鎮めの歌」を奉唱後、「天津祝詞」「東日本大震災御霊鎮祭祈願祝詞」を奏上。祝詞の中で、震災で亡くなった教信徒名を読み上げ、懇ろに鎮魂を祈願した。(写真/光霊殿での慰霊祭で祝詞を奏上する田澤教主:教団提供)

2021/3/27

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