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Headline No.120 新宗連結成70周年記念式典を開催

今、そして未来につなぐ信仰の力と光―信仰心広める実践運動を決意

10月17日 加盟教団にライブ配信

式辞を述べる岡田理事長
 新日本宗教団体連合会(新宗連、岡田光央理事長)は10月17日午前11時半から、「新宗連結成70周年記念式典」を「今、そして未来につなぐ信仰の力と光」のテーマのもと、加盟教団へのライブ配信で開催した。
 冒頭、70年の歩みを簡潔にまとめたオープニング映像を放映。1951(昭和26)年10月17日の結成から今日にいたるまでの新宗連の「祈り」の歴史が、対話や協力、社会への貢献など多様な活動に発展したことを映像、写真を交え紹介した。
 この後、記念事業の企画を担ってきた新宗連結成70周年特別委員会の江口陽一委員長が開会あいさつ。記念式典は一人ひとりの真剣な「祈り」から生み出される「力と光」を結集するもので、「この『祈りと行動』をこれからも続けていくこと、次世代、未来へつないでいくことをお誓いする機縁としたい」と開催趣旨を述べた。
 続いて深田充啓名誉会長(第四代理事長)と庭野日鑛顧問(第五代理事長)、新井三知夫顧問(元副理事長)、保積秀胤顧問(第七代理事長)の4氏が祝辞を述べた。各氏とも在任時代を中心に、運営に携わった感慨から、思い出深いエピソード、将来へ向けての期待と課題が語られた。
 岡田理事長が式辞を述べ、先師先達が信教の自由を守り、宗教協力を進め、平和と自由への貢献を進めてきたことを振り返り、「世の柱石(おもし)となるべき使命に覚醒した私たちは、さらに心の鍛錬をし合い、信仰心を広める実践運動に挺身していくことを共に決意したい」と表明した。この後、司会が正午に合わせ岡田理事長を先導に共に祈ることを呼び掛け、岡田理事長は新宗連旗に向かい1分間の祈りを捧げた。
 式典は最後に、絶対非戦と世界の恒久平和、すべてのいのちを尊ぶ世界の実現へ向けた、新宗連の「祈りのことば」が紹介され閉会した。

第31期第5回理事会―令和4年度事業大綱案と各提案を承認

 新宗連は10月8日、オンラインにより「第31期第5回理事会」を開催した。令和3年度上半期の新宗連本部、委員会・機関、新宗連青年会、総支部・協議会の活動状況を報告した後、審議に移った。
 審議事項では、岡田光央理事長が令和4年度事業大綱案を提案。今年度の活動方針と重点課題を継続するとともに、令和4年度事業計画の策定にあたっての補則事項(新型コロナウイルス感染防止対策に伴う新宗連全体の運営について)を説明した。会議、行事の際に捧げる「祈りのことば」の継続、令和4年度の主な会議・行事予定についても事務局から説明があり、併せて提案された。審議の結果、原案通り承認した。続いて、会計委員会から収支予算の執行に関する内規と給与規程の改訂、また、政治委員会・憲法研究会から来年の参議院選挙に関する提案についても審議し、原案通り承認した。
 全議案終了後、意見交換を行い、結成70周年を迎えた新宗連の活動を振り返り、宗教間対話・交流の重要性や、今後の活動の在り方、コロナ禍における宗教者の役割などについて、話し合われた。
 理事会では、佐原透修事務局長が11月末日で立正佼成会に帰任することに伴い、大滝晃史事務局次長を12月1日付けで事務局長とすることを承認した。

2021/11/5

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