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Headline No.123 新理事長に石倉寿一氏を選任

第32期役員体制を決定―評議員会・理事会

常務理事に庭野光氏と力久道臣氏が新任

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 新日本宗教団体連合会(新宗連)は6月27日午後、東京・代々木の新宗連会館とオンライン併用による「第31期第3回評議員会」と「第32期第1回理事会」を開催した。任期満了に伴う理事ら役員の選任を行い、新理事長には石倉寿一氏(いしくら・としかず、62歳、大慧會教団会長)を選任し、第32期の役員体制が決定した。第32期役員名簿は本ホームページの「情報公開」に掲載。
 第31期第3回評議員会は、6月8日の第31期第7回理事会で承認された令和3年度事業報告並びに決算報告を承認した後、第32期役員の選任に移り、役員等候補選考委員会が作成した第32期理事並びに監事候補者を提案。審議の後、22人の理事と2人の監事を選任した。
 評議員会後に、選任された理事による第32期第1回理事会が開催され、はじめに新理事長に石倉寿一氏を選任、続いて常務理事に再任となる宮本惠司氏と江口陽一氏、新任となる庭野光氏と力久道臣氏の4氏を選任した。
 新旧理事長があいさつを述べ、前理事長の岡田光央氏は、コロナ禍で実施した新宗連結成70周年記念事業を振り返り、「オンラインという新しいテクノロジーのお陰で、コロナ禍でも新宗連活動を展開できました。手を携えて、私を支えてくださった皆様に感謝いたします」と謝辞を述べた。
 石倉寿一氏は、自身が新宗連活動に40年ほど携わり、新日本宗教青年会連盟(新宗連青年会)委員長(1991〜95)も務めたことにも触れ、「歴代の理事長はじめ皆様に育てていただいたと今、つくづく思います。その恩返しも含め、諸先生方のご協力をいただきながら、頂戴したお役を務めてまいります」と思いを披歴した。
 この後、石倉理事長を議長に議事を進め、第32期名誉会長と顧問を選任した後、日本宗教連盟の役員等の推薦、第32期各委員会・機関の委員及び幹事と委員長の委嘱を行った。(写真/岡田前理事長奄ニ石倉新理事長―理事会終了後、新宗連会館)

新宗連結成70周年記念事業―東日本大震災犠牲者慰霊復興祈念岩手集会

釜石市・祈りのパークで「慰霊と鎮魂の祈り」を奏上

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 新宗連は6月25日午前、結成70周年記念事業自然災害犠牲者慰霊供養として、岩手県釜石市の釜石祈りのパークで「東日本大震災犠牲者慰霊復興祈念岩手集会」を執り行った。
 受け入れ総支部を代表し、田澤清喜会長(新宗連理事)があいさつした後、田澤会長と新宗連結成70周年特別委員会の柿澤伸光委員、宮本泰克委員が慰霊碑の中央に進み、「慰霊と鎮魂の祈り」を奏上(写真)。参列者一同で、東日本大震災犠牲者の御霊の平安と被災地の復興を祈願し黙祷を捧げた。松緑神道大和山と妙智會会教団、立正佼成会による教団別礼拝を行い、参列者一人ひとりが献花を行った。
 この後、立正佼成会会員の及川かほるさんが被災体験を発表。東日本大震災で両親を亡くし、震災翌日に避難所から水平線から上る朝日を見た時から、しばらく朝日を見ることができなかったという。しかし昨年10月、生前に母が言っていた「水平線から上る太陽はきれいだぞ」との言葉を思い出し、毎日違う朝日を見て「母の言う通り、本当にきれいだ」と思えるようになったことなどを語った。
 結びに震災から11年経ち、景色も街並みも世代も変わってきたが、何年経っても忘れられない記憶もあるとして「これからも犠牲になられた方々の慰霊と共に、命の尊さを多くの人に語り継いでいきたい」と力強く述べた。
 最後に岩手県協議会溝部道子議長が参列者への謝辞を述べ、閉会した。

2022/7/2

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