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Headline No.132 新宗連結成70周年記念事業 総括式典−円応教本部で開催

今、そして未来につなぐ信仰の力と光

 新日本宗教団体連合会(新宗連、石倉寿一理事長)は3月9日、兵庫県丹波市の円応教本部・五法閣で「結成70周年記念事業総括式典」を開催した。式典はYouTubeによるライブ配信も行った。会場での参列者以外にも、加盟教団代表者のほか、委員会・機関、総支部協議会、青年会役職者等が視聴を通じて参列した。
先達功労者に加盟教団代表らが献花
 新宗連は2021(令和3)年10月17日に結成70周年を迎え、令和3、4年度の2年間にわたり記念事業を実施してきた。今回は一連の記念事業の掉尾を飾る式典として挙行した。
 結成70周年特別委員会の江口陽一委員長(新宗連常務理事)の開会あいさつ。新宗連の歌『いのち輝く』を斉唱した後、新宗連の発展に尽力した歴代理事長をはじめ、新宗連結成50周年以降に逝去した先達功労者61人の顔写真を上映して慰霊顕彰し、参列した加盟教団の代表者らが献花と祈りを捧げた(写真上)。
 次に深田充啓名誉会長があいさつに立ち、先達功労者を追想するとともに、後進に対して、激励のことばを贈った。続いて日本宗教連盟の宍野史生理事長と国際宗教研究所の島薗進理事長、世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会の戸松義晴理事長の3氏が来賓として祝辞を述べた。
 小憩後、70周年記念事業始動時に理事長を務めていた岡田光央顧問が「未来への期待」と題してメッセージを贈るとともに、弥栄を祈願して一同で乾杯した。
 70周年記念事業のダイジェスト映像が放映された後、
「新宗連将来計画」わ発表
新宗連結成70周年特別委員会委員の宮本泰克・新宗連青年会委員長と岡野孝行・同青年会副委員長が4つの新宗連スローガンを再定義(解説文の更新)した「新宗連将来計画」を発表(写真右)。スローガンの現代的意義の探求と各加盟教団や一人ひとりが自覚実践していくことを目指して、新宗連を象徴するスローガンをこれからも継承していくことを誓った。
 この後、主催者を代表して石倉寿一理事長が式辞を述べた。石倉理事長は、先達の並々ならぬ努力により築かれた地盤を揺るぎないものにしていくために、人々の悩み苦しみが多様化する社会において、一人ひとりに丁寧に寄り添い、共に歩む姿勢を持って、神仏との出遭いの場を創っていくことの重要性を説いた。
総括式典 歌
 そして結成70周年テーマ「今、そして未来につなぐ信仰の力と光」に基づき、これから信仰を継承する若者たちに対して、神仏の存在を感じ、信仰を糧として力強く人生を歩んでいけるように「あらためて、皆様と手を取り合い、使命と目標に向かって善進させていただくことをお誓いします」と締めくくった。この後、石倉理事長が式辞でふれた歌『3月9日』を斉唱した(写真右)。

第34回教団人セミナー 私にとっての新宗連とは

 新宗連は3月8日、大阪市内の会場とオンラインを併用して、「第34回教団人セミナー」を開催した。今回は「結成70周年記念事業総括式典」に合わせて前日に開催され、テーマは「私にとっての新宗連とは〜未来へとつないでいくものは何か」。
 新宗連活動の原動力である出会い、ご縁、それらを基盤とした対話、交流、研鑽、結束を再確認し、それぞれの新宗連に対する思いや何を未来につないでいくかについて大いに語り合い、探求し、考える機会とすることをねらいとした。
教団人セミナー
 石倉寿一理事長のあいさつの後、企画委員会の田澤清喜委員長が導入として趣旨説明。自身が新宗連で各教団の先達から育てられた数々のエピソードを紹介し、交流の大切さを語り、「70周年以降、力を合わせ、さらに前に進んでいきましょう」と述べた。
 この後、3グループに分かれ、活発な意見交換を行った(写真)。この中では、それぞれが新宗連に関わるようになった経緯や印象的なエピソード、さらに現在の各教団や新宗連の課題、次世代への期待など、多様な話題について熱く語り合った。


2023/4/6

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