新日本宗教団体連合会(新宗連、石倉寿一理事長)は11月30日、東京都墨田区の横網町公園内にある東京都慰霊堂で「関東大震災100年・東京大空襲78年犠牲者慰霊式典」を執り行った。
慰霊式典は、1923(大正12)年に10万5千人以上が犠牲となった関東大震災発生から100年、45(昭和20)年の終戦から78年の節目を迎えることから、関東大震災と東京大空襲の犠牲者を追悼し、慰霊と供養の誠を捧げその記憶と教訓を胸に刻み、風化を防ぎ、防災と絶対非戦を誓うべく、企画委員会により企画された。
さらに同慰霊堂には東京大空襲犠牲者の霊も祀られていることにも触れ、世界各地で続く戦争や紛争に心を痛める中、戦争の連鎖を断ち切り、真の平和を築くため、各人が「それぞれの信仰を通じて心を高め、平和を希求し、祈り、行動する人を増やし、育てていきたい」と語った。
この後、新宗連役員、加盟教団代表者に続き、日本宗教連盟の宍野史生理事と平尾朝典事務局長、宗教者災害支援連絡会の島薗進代表が献花した。
教団別礼拝では円応教と救世真教、修養団捧誠会、松緑神道大和山、崇教眞光、善隣教、玉光神社、大慧會教団、大法輪台意光妙教会、妙智會教団、立正佼成会の11教団の代表者が真心からの供養・祈りを捧げ、絶対非戦の誓い、防災への決意を新たにした。
式典後、参列者全員が献花した後、震災直後に各地で虐殺された朝鮮人犠牲者らを追悼する朝鮮人犠牲者慰霊碑の前に移動。石倉理事長が代表で献花。参列者はそれぞれの礼拝様式で祈りを捧げた。
2023/12/28
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