新日本宗教団体連合会(新宗連、石倉寿一理事長)並びに新日本宗教青年会連盟(新宗連青年会、宮本泰克委員長)は「令和6年能登半島地震」の被災地支援のため、「地域復興応援隊」(第5次)並びに第6次ボランティア隊を9月20日から29日まで石川県七尾市に派遣。3教団から延べ160人が参加した。

しかし、9月21日に接近した温帯低気圧の影響により、記録的な大雨が発生。21日の「お熊甲祭」は中止となり、地元有志らで行われた枠旗や神輿奉納の様子を見守った。22日には石川県全域に避難指示が発令され、地域復興応援隊は一時待機を余儀なくされた。
同時に、奥能登地域の珠洲市や輪島市では河川の氾濫や土砂崩れが相次ぎ、115カ所が孤立状態に陥った。また、9カ所の仮設住宅が浸水被害を受け、多くの住民が避難を余儀なくされた。

和食店の経営者は「ようやく店が軌道に乗り、希望が見え始めた矢先に、まさかこんな事態に見舞われるなんて……」とため息をついた。
奥能登の被災地では、地元住民とボランティアが協力しながら、緊急支援が進められているが、マンパワーの不足が深刻化している。被災者たちは地震と豪雨の二重被害により、復旧への道のりがさらに険しいものとなった。新宗連は今後も継続して豪雨被害の緊急支援活動を行う予定。
2024/10/4
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