学習会―宗教施設を巡り、歴史と経緯学ぶ
首都圏総支部(本山一博会長)は9月17日、東京都千代田区の宗教施設を巡る学習会を開催した。参加者は午後2時にJR御茶ノ水駅に集合し、会長の本山一博氏の案内で巡拝した。
最初に訪れた神田神社では正式参拝後、権禰宜の吉井良一氏から神社の歴史と御祭神について説明を受けた。神田神社は1300年以上の歴史を持ち、御祭神には大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこのみこと)、平将門命が祀られている。また、神田祭の開催についても説明があり、2年に1度、日本橋の町会が参加する盛大な祭りで、令和5年度にはコロナ禍を経て5年ぶりに開催した。

参加者との質疑応答では、正教会における原罪の捉え方や入信のプロセスについての質問があり、活発な意見が交わされた。
この後、聖フランシスコ・ザビエル聖堂(カトリック神田教会)を訪れ、カトリックの信仰を表すステンドグラスや祭壇前で礼拝を行った。
最後に神田川沿いの神田上水掛樋跡の石碑を訪問し、本山会長が江戸時代の水道事業や「水道橋」の地名の由来について解説を行い、参加者は宗教施設や史跡を巡りながら、地域の歴史や宗教に対する理解を深めた。
総 会―立正佼成会大月教会で総務会、浅間神社を訪問
首都圏総支部は10月16日、山梨県協議会(鈴木裕治議長)の受け入れにより令和6年度総会を開催した。午前10時から、山梨県富士吉田市の立正佼成会大月教会吉田道場で、令和6年度第1回総務会を開催。10月8日の理事会での決定事項を確認したほか、首都圏総支部の令和7年度事業計画について審議した。
午後からは学習会と北口本宮冨士浅間神社の参拝が行われた。参拝に先立ち、参加者は富士講御師(おし)の宿舎「上文司家住宅主屋」に移動。上文司厚宮司より、江戸時代に関東を

続いて北口本宮冨士浅間神社を参拝し、神社の由来や本殿について上文司宮司の解説を受け(写真)、この後、境内の重要文化財に指定された社殿などの見学を行った。
■北関東総支部
総 会―立正佼成会高崎教会で総務会
新潟中越地震から20年、学習会と慰霊祭
北関東総支部(新井光興会長)は10月23日、立正佼成会高崎教会で令和6年度総会をオンライン併用で開催した。
午後1時半から総務会が行われ、10月8日の第33期第2回理事会での決定事項の確認や、北関東総支部の令和7年度事業計画についての審議が進められた。

梶田氏は被災当時、会員と共に教会へ避難してきた近隣住民を受け入れた経緯について振り返った。発災時、教会周辺の木造家屋は倒壊し、道路には亀裂が入り、車両通行が困難な状況だったが、耐震工事を施していた教会はほとんど被害を受けず、避難所として機能。さらに「教会には当時、行事の準備で会員が残っており、迅速に避難者を受け入れることができたのは、見えない神仏の導きがあった」と述懐した。
また、余震が続く中、避難した住民が不安に苛まれる一方で、教会のご宝前で会員と共に祈りを捧げる姿が人々に安らぎと希望をもたらしたことに触れ、「信仰が人々に与える力を改めて実感した」と語った。
質疑応答では、災害時の備えに関する質問が寄せられ、梶田氏は「家族で事前に避難場所や集合場所を確認しておくことが重要」と助言。さらに「緊急時に備え、日頃から家族や近隣住民とのつながりをもつことが大切」と強調した。
この後、高崎教会の法座席で中越地震の犠牲者を追悼する慰霊祭が執り行われ、救世真教、解脱会、立正佼成会の代表者がそれぞれ教団別に礼拝を行った。
2024/11/6
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