終戦80周年―すべてのいのちを尊ぶ世界実現に向け 祈りと慰霊推進事業を
新日本宗教団体連合会(新宗連、石倉寿一理事長)は10月8、9日、福岡県筑紫野市と福岡市で「令和6年度全国総会」を開催した。コロナ禍を経て、全国総会の開催は2019(令和)年以来5年ぶり。8日午後、筑紫野市の善隣教本庁を会場に開催した第33期第2回理事会では令和7年度事業大綱案、諸規程の整備案などを承認。事業大綱の重点課題には来年、終戦80周年の節目を迎えるにあたり、今年度から進めている「すべてのいのちを尊ぶ世界実現に向けた祈りと慰霊推進事業」により一層努めることを明記した。9日午前には第33期第1回全国総支部会議を開催した。

理事会に先立ち、午前11時から、出席者らは聖堂御神前と御霊殿、祖霊殿の力久髏マ二代教主(元新宗連顧問)永劫壇を参拝した(写真右)。
午後1時から、聖堂を会場に開催した理事会(写真下)は冒頭、会場受け入れの武廣茂樹・善隣教理事長と、深田名誉会長があいさつ。続いて今年6月の第33期役員改選で新任した眞塩陽一郎理事(七曜会教主)と、杉浦妙周評議員(福聚の会会長)があいさつを述べた。

続いて令和7年度事業大綱策定にあたっての補足事項案を大滝晃史事務局長が説明。アフターコロナを見据えた新たな運営方針を踏まえ、平成7年度の新宗連全体と総支部・協議会の運営、事業計画並びに予算方針等に関する補足事項を解説した。
また、「祈りのことば」継続について石倉理事長が説明。事業大綱案、補足事項案、「祈りのことば」の継続について、一括して原案通り承認した。
このほか、令和7年の主な会議、行事予定、規程の整備等の審議事項も原案通り承認した。
報告事項では、能登半島地震支援活動はじめ、各委員会・機関、新日本宗教青年会連盟(新宗連青年会)、総支部・協議会、宗教界の活動報告が行われた。
この後、力久道臣常務理事が進行役となり意見交換会を行った。「すべてのいのちを尊ぶ世界実現に向けたビジョンについて意見交換を行い、具体的な事業を進める際のテーマ設定や、「すべてのいのちの尊厳」に関わる社会の諸問題など多様な意見が提起された。
全国総支部会議―事業の進め方などで意見交換
9日午前10時から、福岡市内のホテルで第33期第1回全国総支部会議を開催した。石倉寿一理事長の開会あいさつの後、議事に移り、理事会での決定事項等を確認した。
この中で、令和7年度事業大綱における重点課題の説明や、「すべてのいのちを尊ぶ世界実現のため」の祈りと慰霊推進事業について、各総支部での参画状況と今後の進め方等について、意見交換を行った。
2024/11/6
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