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Headline No.164 宮本惠司 第三代會長が就任―妙智會教団

  「雲外蒼天」苦難に向かい、精進努力の決意を表明
 妙智會教団は3月20日午前、東京・代々木の本部本殿で宮本惠司法嗣の第三代會長就任式典を挙行した。
 式典は参列者一同による玄題三唱の後、御旗・教団旗・各部旗の入場に続き、会員30人による「献灯献華献供の儀」が執り行われた。日宗連霊跡本山実相寺(静岡県富士市)の小松日祐貫主と宮本會長が入殿。小松貫主が「御奉告文」、宮本會長が「御祈願」「表白文」を奏上した。
 宮本會長は「表白文」の中で、宮本ミツ會主と宮本丈靖大導師が、法燈を継承した際の言葉を引用。會主は日蓮上人から、「余が守護するから、一本立ちになって、清く正しく教えを活かしてこの五濁の悪世を救ってくれ。」と啓示を受けたことを紹介。さらに大導師は、會主が帰幽後に、一千日の修行をし、「會長就任のお許しを霊界から賜った」と述べていたことを明らかにした。宮本會長は、自身も日蓮上人から啓示を受け、會長就任を決心したことを述べるとともに、「信者一同を救い、社会を救い、この五濁悪世を救うため會長として修行してまいります」と決意を表明した。この後、宮本會長を導師に参列者一同で読経が行われた。
 祝電披露の後、小松貫主が祝辞を述べ、昨年5月、宮本會長(法嗣―当時)に会長就任を推戴していたことを語った。
「お言葉」を述べる宮本會長
 続いて、宮本會長が「お言葉」を述べ(写真)、多くの方々からの後押しも受け、今年開教75周年、古希の誕生日にあたる3月20日に「會長に就任し、世を救う決心をした」と會長就任を決意するまでの経緯を述べた。また、自身を鼓舞するときに使う言葉「雲外蒼天」を紹介。「あたり一面が雲に覆われていても、その先には真っ青な晴天である」との意味から、「雲は苦難を表している。その苦難に向かって、精進努力していけば、必ず素晴らしい空に出会います」と述べた。その上で「どんなに厚い雲があっても妙智のみ教え、會主さまのみ教えをしっかり守って、命を懸けて信者さんを救っていく」、「妙智の素晴らしい青空を皆で見ましょう。今、そういう強い決意を持っております。皆さん、一緒に歩んでください」と、会員に力強く呼びかけた。
 続いて、会員総代の「祝意決定」、教団歌斉唱、宮本泰克代表役員の発生で万歳三唱を行った。この後、宮本會長は会場を一巡し、参拝者一人ひとりへの声かけや、握手をして激励した。
 各界の来賓招き 就任祝賀会
 3月24日夕には、都内ホテルで宮本會長就任祝賀会が催された。国内外の宗教界はじめ各界の来賓はじめ、新宗連加盟教団代表らが出席した。
鏡開き
 祝辞では日蓮宗総本山身延山久遠寺の持田日勇法主と庭野日鑛・立正佼成会会長、九條道成・明治神宮宮司らが祝意を表し、約50人による7樽の鏡開きでは、新宗連加盟教団から深田充啓・円応教教主と岡田光央・崇教眞光三代教え主、石倉寿一・大慧會教団會長、庭野光・立正佼成会次代会長、岡野英夫・解脱会理事長、江口陽一・大法輪台意光妙教会理事長、青木正孝・修養団捧誠会会長らが登壇。天台宗三千院門跡の小堀光實門主の発声で乾杯した(写真)。
 祝賀会では、海外来賓の祝辞などか続いた。
 28日午前には、九十九里町の千葉聖地で「春の大法要」が厳修され、全国の会員に向け、宮本會長就任の奉告が行われた。


2025/4/11

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