
天皇陛下の名代として秋篠宮さまが参列されたほか、51の国と地域の外交団や信者ら約千人が大聖堂を訪れ、亡き教皇に祈りを捧げた。
当日は日本宗教連盟の石倉寿一理事長(大慧會教団会長)をはじめ、世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会の戸松義晴理事長、新宗連常務理事で善隣教教主の力久道臣氏らも参列し、諸宗教の垣根を越えた哀悼の意が示された。
追悼ミサでは、天皇、皇后両陛下からの花輪が供えられ、参列者は次々と白いカーネーションを献花し、その死を悼んだ。
この日、教皇の葬儀に参列するためバチカンを訪れていた菊地功枢機卿に代わり、日本カトリック司教協議会の梅村昌弘副会長が説教を代読。「私たちは、教皇フランシスコが示してくださった道を歩み、その精神を受け継ぐことで、この喪失感を乗り越える力を見出すことができるでしょう。教皇が御父のもとで永遠の安息を得られるよう心から祈るとともに、その灯した愛と希望の火を絶やすことなく、未来に向かって歩み続けていきましょう」と呼びかけた。
参列者は教皇の在りし日を偲び、世界平和と共生への祈りを新たにした。
2025/5/21
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