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Headline No.190 加盟教団で新春行事

円応教―第102回教祖祭 心に緩みなく、よき習慣を重ねる

 円応教(深田充啓教主)は1月6日、兵庫県丹波市の本部聖地において、深田千代子教祖(慈照院圓應智覺大姉)を偲ぶ「第102回教祖祭」を執り行った。
 教祖昇天の時刻にあたる午前5時に合わせて「墓前おつとめ」が営まれ、深田充啓教主をはじめ親族や責任役員が参列し、教会長、信者、崇敬者も「ささげ火」を手に加わった。厳かな空気に包まれる中、参列者は教祖への感謝と追慕の誠を静かに捧げた。
 午前10時半からの「墓前式典」は雨天のため本殿礼拝所で挙行された。各教会の教会旗が入場し、和太鼓の響きとともに教団旗、青年会旗、松明が掲げられる中、祭主の深田教主らが入座。「自覚反省懺悔文」の読経に続き、深田教主、責任役員、教会長らが順次焼香した。
26.01.06/円応教ヘ「教祖祭」ご親教/教団提供8693.jpg
 午後1時からは「祥月式典」が営まれ、献上の儀、おつとめの後、小坂匡弥理事長が新年のあいさつを述べた。続いて深田教主が「御親教」を行った(写真)
 深田教主は教典第81項の一節を引用し、「神仏に信仰のしんの不思議 行するには 常より夜も昼も心に緩みなしに 理前理解が人に対する常 また我一人いる時の心 信仰する人は先に心いみが第一のことです」との教祖のおことばを紹介。神仏の世界は理屈の上では分からないが、「一生懸命に行じてこそ、そこに神様や仏様の偉大なる力に救われたと感じます」と説いた。
 また、「常より夜も昼も心に緩みなしに」との教えについて、日々の生活において心の油断を戒め、よき習慣を積み重ねる大切さを強調した。
 さらに「理前理解が人に対する常」との教えに触れ、「人様に向かう時は常に理前を元に、相手を理解し、互いが理解し合えるようにしていかなければなりません」と説示。その上で「御教祖様のおことばを借りるならば、『あなたの中に私がある、我はあなたの中にある』との心境であってこそ、真実の道が分かってくるのではないか」と話した。
 最後に「どうか今年は『常より夜も昼も心に緩みなしに』とお教えくださるように、よき習慣を身につけるためにも、教会にお参りし、教会長先生、布教師の先生から御教祖様のおことばを頂き、自らが心掛け、戒めて頑張りましょう」と結んだ。
 


立正佼成会―「御親教」式典 「人を植える」信仰の原点を次代へ

 立正佼成会(庭野日鑛会長)は1月7日午前9時から、東京・杉並の本部大聖堂で「令和8年次『御親教』式典」を開催した。同式典は年頭にあたり、会員一人ひとりが法縁に触れた喜びをかみしめ、仏道精進の決意を新たにするもの。大聖堂には全国から会員が参集したほか、インターネットによる式典映像のライブ配信も行われた。
 式典は東京佼成ウインドオーケストラによる序奏で開式。国歌・会歌の斉唱に続き、庭野光次代会長を導師に読経供養が行われ、開祖さま讃歎歌「誓いを胸に」を斉唱した。
 年頭あいさつに立った熊野隆規理事長は、生物学者の福岡伸一氏の言葉を引きつつ、争いではなく協力へ、奪い合いではなく分かち合いへと向かう価値観の重要性に触れ、善いことを繰り返し重ねる歩みの大切さを強調。来るべき創立百周年(2038年)に向け、庭野日鑛会長が示す「人を植える(育てる)」を根本命題とし、その基盤は家庭教育にあると述べた。さらに、今年は庭野日敬開祖生誕120年に当たることから、庭野開祖の精神を改めて心に刻み、菩薩行の実践を一層深めていくよう呼びかけた。
 続いて、「決意の言葉」に立った熱海教会教務部長は、幼少期の孤独な体験や、長女を生後5カ月で亡くした悲しみを振り返りながら、機関紙『佼成』との出遇いを通して信仰の歩みを深めてきた自身の半生を語った。
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 「御親教」に立った庭野日鑛会長(写真)は、『佼成新聞』1月号の「年頭法話」を踏まえ、教団創立百周年を展望し、新たな時代に向けた信仰の指針を示した。特に、幼少年・青年達を如何に人道(菩薩道)へ導き、豊かな人格を育んでいくかは、教団のみならず社会全体にとって喫緊の課題と指摘し、その中核に据えるべき実践として「人を植える(育てる)」ことの重要性を強調した。
 また、教団の基本方針である「斉家(せいか)」について言及し、家庭は人づくりの原点であり、親の生き方や日々の言動が子どもの人格形成に深く関わっていると説示した。「ご宝前」を中心とした生活の大切さにも触れ、温かな言葉と態度の積み重ねこそが、次代を担う世代の礎になると語った。
 さらに、日本が育んできた歴史と伝統、とりわけ「和」を尊ぶ精神に目を向け、平和と調和を基調とする社会の形成が青少年の健全な育成と密接に結びついているとし、自国への誇りと敬意を持って生きることの大切さを示した。
 このほか、自身が昨年数えで88歳の「米寿」を迎えたことに触れ、「老いとは単に齢を重ねることではありません。数々の経験を積み、思索を深め、人格を完成させていく努力の課程であり、そこに深い意義と誇りを持つようになるのが本来の人間の姿」と語り、宮沢賢治の言葉「永久の未完成これ完成である」を引用しながら、生涯にわたって学び続ける姿勢の尊さを示した。
 さらに、法句経の一節を紹介し、生命の尊さ、有り難さと仏法に巡り合う稀有さに気づくことが、真の生きがいの発見に結びつくと説き、不平不満にとらわれることなく、「人間として生を享け、天地万物に支えられ、生かされて生きている。そのことに感謝し、生き甲斐を持って、菩薩道を歩む――それが釈尊の一番の願い」と結んだ。
 最後に、聖壇上に掲げられた「素心(そしん)」と「深念(しんねん)」の書き初めに込めた思いを披露し、「素直な心で、大事なことを深く思いながら、今年の修行精進をさせていただきたい」と呼びかけた。

大法輪台意光妙教会
第48回御昇天奉祝大祭 石倉寿一・新宗連理事長が来賓あいさつ

 大法輪台意光妙教会(木村𠮷宏会長)は1月13、14の両日、福岡県太宰府市の本部で「第48回御昇天奉祝大祭」を挙行した。全国各地から参集した会員は、創始者「大日如来様」への感謝と帰依の思いを新たにした。
 13日の式典は午前10時半、「たらちねのお慈悲さま」の斉唱で開幕。大祭委員長の木村𠮷宏会長があいさつに立ち、18歳の時に久留米の大法輪台意光妙教会を訪れた自身の体験を振り返り、「言葉では表しがたい感動があり、ここが自らの悲願成就の場であると胸の奥から湧き上がった」と語った。
 さらに、戦争や自然災害、気候変動など不安定さを増す時代に触れ、「偽りなく、感謝・お詫び・奉仕の心をもって、21世紀の菩薩生命へと歩む機会がこの大祭にある」と述べ、「なむあみだぶつは宇宙の真理と私の心が一体となる響き」であり、その自覚が人を菩薩へと高めるとし、「たらちねのお慈悲さま」を日々の生活に生かすことが菩薩への道と結んだ。
 式典は焼香、開扉と続き、龍誓奏楽と地搗き歌囃を奉納した。「生命の威光(みいず)様おでまし」に移り、「生命の威光様」を厳かに迎え入れた後、正面の御法座の幕が開き、「大日如来様おんみたま様」が姿を現すと、参列者の「なむあみだぶつ」の唱命が堂内に響き渡った。「感恩詞奉上」に続いて「大日如来様」の「ご真言」が流れると、参列者は頭を深く垂れ、静かに聞き入った。この後、幕が閉じ、「大日如来様」が退座した。
光妙教会
 休憩を挟み、来賓あいさつに立った新宗連の石倉寿一理事長(写真)は、昨年の終戦80年に触れ、「戦争の記憶と平和の尊さを胸に刻む一年だった」と回顧。世界各地で紛争が続く現状を踏まえ、「宗教がもつ祈りの力、そして行動の力が、社会にとってますます重要」と強調。昨年11月に千鳥ケ淵戦没者墓苑で挙行された第60回「戦争犠牲者慰霊並びに平和祈願式典」(青年平和式典)に言及し、「平和は日々の中に生まれる小さな優しさの積み重ねです」との青年の言葉を紹介し、「新宗連は『すべてのいのちを尊ぶ世界』を理念に、祈りと行動をもって、一人ひとりのいのちを尊び、生きづらさに寄り添う社会の実現に力を尽くしてまいりたい」と述べ、教団への協力に謝意を示した。太宰府市の原清市長も祝辞を述べた。
 続いて、江口家親族と役員、来賓、信徒の順で「生命の威光様」拝受が行われた。午後7時からは各支部が趣向を凝らした奉納演芸(1日目)が催され、翌14日には成人式および「大法核法帰胸大気霊光様おでまし式典」が挙行された。午後7時からは奉納演芸(2日目)が行われた。

2026/3/2

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