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Headline No.194 新宗連青年会 米国調査団を派遣

9・11の記憶に学び平和実践へ


 新日本宗教青年会連盟(新宗連青年会、宮本泰克委員長)は3月14日から20日まで、米国ニューヨークおよびワシントンD.C.に調査団を派遣した。今回の調査は他者に寄り添い共に生きる宗教の役割を再確認し、平和を担う宗教青年の在り方を探ることを目的に実施された。
 同青年会は、8月14日の「戦争犠牲者慰霊並びに平和祈願式典」での祈りを基に、1974(昭和49)年の第1次東南アジア青年平和使節団(アジア懺悔行)派遣以来、アジア各地で慰霊と供養の実践を重ねてきた。2024(令和6)年には50年の節目を迎え、原点の地であるタイ王国カンチャナブリ県ナムトクの丘を再訪し、先達の歩みと祈りの意義を改めて確認。こうした振り返りを踏まえ、現代に続く戦争や紛争、差別や分断といった課題に向き合う必要性を共有し、米国同時多発テロの現場であるニューヨークおよびワシントンD.C.を調査地とした。
 一行は14日、ニューヨーク入りし、立正佼成会ニューヨーク教会を拠点に視察を始めた。結団式で宮本泰克団長は「過去・現在・未来をつなぐ学びとしたい」と述べた。
 翌15日、同教会ではジェームス・リンチ教会長と対話し、宗教的価値観や地域活動について意見を交わした。
 
26.03.14-20/ニューヨーク調査団/隈元6022.JPG
午後からはロウアー・マンハッタンを訪れ、セント・ポール教会やユダヤ人遺産博物館を見学。9・11メモリアル(追悼プール)で黙祷し、慰霊の誠を捧げた(写真)
 続く、9・11メモリアル・ミュージアムでは、資料や映像を通じてテロの経過と影響を学び、復興の歩みと現在の都市の姿を確認した。
 16日以降はワシントンD.C.へ移動し、アーリントン国立墓地やペンタゴン、9・11メモリアルを訪問。各地で追悼を行い、被害が複数の地に及んだことを改めて認識した。
 また、リンカーン記念堂や第二次世界大戦記念碑を訪れ、米国の歴史や民主主義の理念などに触れたほか、国立航空宇宙博物館別館ではB29爆撃機「エノラ・ゲイ」などの展示を見学し、戦争の現実を学んだ。
 最終日には国連本部を訪れ、平和構築や人権課題への取り組みを視察。多様な価値観のもとで合意形成を図る姿に触れ、平和の実現には継続的な対話と協力が不可欠と認識した。
 調査を通じ、一行は戦争やテロの記憶と現代社会の課題を重ねて捉え、宗教青年としての役割と責任を確認。成果は、2027年の青年平和使節団に反映される予定だ。

2026/4/28

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