◇大慧會教団−広島・長崎で原爆犠牲者追悼式
大慧會教団(石倉寿一会長)は6月27日に広島市の平和記念公園で「第26回広島原爆犠牲者慰霊祭」を、7月26日には長崎市松山町の爆心地公園で「第35回長崎原爆犠牲者慰霊祭」をそれぞれ執り行い、原爆犠牲者の成佛と平和への祈りを捧げた(写真)。
続いて「原爆の子の像」前で、会員代表3人が千羽鶴を奉納。その後、原爆供養塔前で慰霊祭を執り行った。お題目三唱、献香、献茶に続き、芳木敬子支部長が「広島原爆犠牲者に捧げる言葉」を奏上。犠牲者へのお詫びとともに、その成佛を祈り続けることを誓い、「絶対非戦」への決意を表した。参列者は全員で大乗経典を奉読した。
最後に石倉会長があいさつに立ち、無事に厳修できたことへの感謝を述べた上で、「私たちの慰霊供養を待っていらっしゃる犠牲者の皆さまがご成佛していただけますよう、今後もこの地で慰霊供養を続けさせていただきます」と語った。
長崎では7月26日午前8時から慰霊祭を執り行った。長崎道場を中心に、大阪地区、姫路法明館、赤穂道場から会員が参集し、お題目を三唱して開式した。
献香に続き、会員代表が犠牲者の芳名が納められた慰霊塔に献花し、折り鶴を奉納。この後、「長崎原爆犠牲者に捧げる言葉」が奏上された。
続いて参列者全員で大乗経典を奉読し、7万4千人といわれる原爆犠牲者の成佛を一心に祈念した。その後、一人ひとりが慰霊塔に献花。最後にお題目を三唱して慰霊祭を終えた。
◇立正佼成会−「戦争犠牲者慰霊・平和祈願の日」式典を厳修
立正佼成会(庭野日鑛会長)は8月15日午前9時から、東京都杉並区の大聖堂で「戦争犠牲者慰霊・平和祈願の日」式典を厳修した。全国の会員はインターネット配信を通じて各地より参列し、第二次世界大戦をはじめとする全ての戦争・紛争・内戦・テロの犠牲者の御霊に慰霊の誠を捧げ、世界平和の実現を祈願した。式典では、映像作品の上映に続いて読経供養が行われ、導師の庭野光次代会長が、庭野日鑛会長による回向文を奏上した。回向文では、日本の戦後81年の歩みは、先の大戦で犠牲となった多くの御霊の礎の上に築かれたものであると強調。世界で今なお戦争や紛争が続く中、『法句経』の教えを引き、仏教教団の責務として、戦争体験や平和への願いを次世代に語り継ぐ決意を示した。その上で、大乗菩薩道を歩む功徳を戦争犠牲者の御霊に回向し、「地球世界に平和が招来されますように、すべての生きとし生けるものが平安でありますように」と祈願した。
読経供養後、光次代会長が焼香し、平和の折り鶴を献じた。「開祖さま讃歎歌」の斉唱に続き、庭野会長が焼香・献鶴し、法話に立った(写真)。

さらに、法華経の従地涌出品に説かれる「地涌の菩薩」に言及。「この世界の問題はこの世界の人々が解決すべきである」と述べ、名誉や権力を求めず、民衆とともに苦しみながら黙々と歩む人々の姿を示した。また、法華経を信奉した宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を紹介し、「これが地涌の菩薩の姿ではないだろうか」と語った。
また、物事を正しく見る「正見」の大切さに触れ、詩人・山尾三省氏の著作を紹介。法華経序品に登場する「日月燈明如来」を太陽と月そのものとして受け止める山尾氏の解釈に触れ、太陽や月、そして人間が生きる地球を大切にすることの重要性を説いた。
続いて、地球物理学者の竹内均氏が監修した写真集『地球/母なる星』を紹介。宇宙から見た地球には国境線がなく、国籍などの違いを超えて、同じ地球に暮らす「地球人」としての自覚を持つことが世界平和につながるとの内容を伝えた。その上で、「地球上で戦争をする。ばかげたことをやっていると。そんな感じがしますけれども、実際には戦争をしておるわけであります」と述べ、「私たちは先ほどから申しましたように、菩薩として、平和のために真剣に前進をしてまいりたい」と結んだ。
◇善隣教−徒歩の行、靖国神社と千鳥ケ淵墓苑で慰霊、平和を祈願
善隣教(力久道臣教主)は8月15日、「修行の道徒歩の行」を行い、力久道臣教主と東京教会の信徒らが東京・九段の靖国神社と千鳥ケ淵戦没者墓苑を参拝し、戦没者を慰霊し平和を祈願した。「徒歩の行」は1984(昭和59)年、先代教主の力久髏マ師が「修行の道」として制定し、全国17地域で実施されている。東京では、8月15日に教主と共に東京道場(当時)の信徒らが皇居を2周し、千鳥ケ淵戦没者墓苑で祈りを捧げたことに始まる。

参拝を終えた力久教主は「終戦81年を迎え、国内・国際情勢を思い、心から平和の祈願をさせていただきました。先ほど靖国神社を参拝させていただきましたが、その方々が千鳥ケ淵墓苑に参拝されるのか。祀られている御霊様に区別はないはず。こうしたことも伝えていかなければなりません」と語った。
2026/8/31
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