青年ら34人が参加 現地支援団体と連携し、家財搬出やブロック塀撤去などに従事

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青九連では当初、平成28年熊本地震から10年の節目を踏まえ、今回の日程で「青九連ユースフォーラム」を熊本市内で開催する予定だった。しかし、受け入れ準備を進めていた熊本県の青年らも7月28日に発生した地震で被災したことから、開催を断念した。そうした中、福岡、長崎、佐賀など九州北部の青年から「被災地で何か力になれないか」との声が上がった。予定していた行事を中止して終わるのではなく、被災した仲間や地域のために自分たちにできることをしたい――。こうした思いを受け、新宗連青年会委員会や青九連臨時委員会で協議を重ね、現地でのボランティア活動に切り替えることを決めた。
活動に当たっては、令和6年能登半島地震の際にも新宗連と連携した被災地NGO恊働センター(神戸市)から、一般社団法人おもやい(佐賀県武雄市)とコミサポひろしま(広島県呉市)の紹介を受けた。また、青九連の柴田雅透委員長からは特定非営利活動法人YNF(福岡市)の紹介を受け、それぞれの団体と連携。参加者は3グループに分かれ、八代市内の各活動先で復旧支援に汗を流した。
「おもやい」の活動先では、地震で被害を受けた店舗や住宅から家財を搬出した。室内には家具や生活用品などが残されており、青年らは一つ一つ屋外へ運び出していった。被災者の暮らしの跡がそのまま残る中、参加者は周囲と声を掛け合いながら、黙々と片付け作業を進めた。現在も家財搬出の依頼は多く、人手を必要としているという。「おもやい」は被災地NGO恊働センターとも連携しながら、八代市や宇城市を中心に中長期的な支援を続けている。

YNFの活動では、八代市鏡町のスーパーで、地震後に店内に残された商品を検品した。青年らは商品を一つずつ手に取り、破損などがないかを確かめながら、今後活用できるものをより分けていった。同店は長年にわたり地域の暮らしを支えてきたが、今回の地震で建物や冷蔵設備などに大きな被害を受け、閉店を決めた。検品した商品は、仮設住宅などでの支援に活用される予定という。
同店を運営する片山孝治代表取締役は、地震で店舗や設備が大きな被害を受けながらも、地域住民から食料や飲料を求める声を受け、発災2日後には一部営業を再開したことを振り返った。しかし、復旧には多額の費用が必要となることに加え、借入金の返済や電気料金の負担も重なり、事業継続を断念したという。片山氏は「学校給食や病院、保育園、老人ホーム、飲食店などにも食材を納入してきた」と語った。長年、地域とともに歩んできた店で、青年らは残された商品を手に取りながら、一つ一つ検品を続けた。

参加者からは、被災地の現状に直接触れたことで、今後も継続して支援に関わりたいとの声が聞かれた。
2026/10/20
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